2018年2月19日月曜日

2018年2月 3週目

2月12日
祝日。月曜日休むより金曜休みたい。
新潮3月号の日記が無類にオモシロくて読みふけった。
大御所と若手でこうも違うのかと
作家の人たちの生態が分かるし、
同じ日記でも文体、内容が千差万別なのでずっと読んでられる。
 午後に池袋へ。鬼金棒でパクチートッピング。
 基本的に味噌ラーメンは苦手なのだけど、
ここの味噌ラーメンは唐辛子による辛さと
山椒によるシビレを調整できる。とてもジャンキーで美味しい。
中毒性高めなので定期的に食べたくなるブツ。
でも、いつも並んでいるから時間がないと行けない。
その後、Coffee Valleyに立ち寄りコーヒー豆を買った。
池袋らしからぬと語弊があるけどナイスなコーヒースタンド。
前に来たときよりも並んでいたので、
何かで紹介されたのかもしれない。
そしてメインの目的である
QNのインストアライブ@ディスクユニオンへ。
池袋のあの狭い店内でどうやってライブするのだろうと
疑問に思っていたけど、
なんのことはないロック売り場のど真ん中だった。
(ライブやっている横で普通に商品を物色するおじさんもいた)
お客さんは多くなかったけど
ナイスなバイブスに溢れていて良かった。
バックDJはOMSBだし客演にはJUMA、L-DALIも来ていた。
僕がQNを好きな理由は、天邪鬼性と常に動き続けているところ。
SIMILAB脱退後は前者が増幅し続け結果Jailで2年過ごしたようだ。
とくに1st アルバムに収録されている 「Welcome 2 My Lab」を
OMSBと歌ったところが個人的なハイライト。
まさか2018年に見れるなんて!
OMSBはMCでQNと週3,4遊んでるって言ってた。
この光景を見れること自体にありがたみを感じた。
今後のアルバムとかどうなるのか楽しみ。

2月13日
5日ぶりに会社に出社すると、出張中も社会は動いていて、
仕事がてんこ盛りで溜まっていてテン下げ。
Replicant FMを聞きながら仕事。



SEEDA vs VERBALとかあったなぁと牧歌的な気持ちに。
ニートTOKYOにVERBALきたらアツい展開だと思う。
来ないか、ザイル一派だし。
帰ってNETFLIXで「ダーク・プレイス」を鑑賞。



公開当時、旬なメンツが集まっていて注目していたけど
見逃してしまっていた。どんな旬かといえば、
マッドマックス組のシャーリーズ・セロン×ニコラス・ホルト
原作は「ゴーン・ガール」のギリアン・フリン。
サスペンスの設定としてかなりオモシロかった。
最初、編集が下手くそなのか、意図的なのか、
時系列の並べ方が少し複雑なように感じた。
ただ、主人公が事件の核心に迫っていくにつれて
記憶がフラッシュバックしていく過程を
表現しようとしているのだなと最後まで見終わったあとに気づく。
結末は全く想定していなかった形で、
いろいろ裏切られる部分も多くて良かった。
フリンへの信頼度がうなぎ登りになった映画。

2月14日
ハッピーバレンタインデイ。
Ravyn Lenae「Crush EP」を聞きながら通勤。

シカゴのシンガーでYoutubeサーフィンで見つけた。
Pitchforkのレビューによると
現在19歳でNonameやSZAとツアーしていたらしい。
このEPではThe InternetのSteve Racyとの
コンビネーションが抜群。ずっと聞いてられる。
最近はヒップホップよりR&B聞くことが多いかも。
朝から打ち合わせ。 終盤、全然話が頭に入ってこなかった。
会社に戻り粛々と仕事。
mixcloudのNPRで海外の方のヤマタツミックスを聞きながら。



雑なまとめミックスだけど、
竹内まりやの「プラスティック・ラブ」が 入ってて
久々に聞いてブチ上がる。本当に好きな曲。
 金曜飲み会なので先取って残業。
帰って親子丼を作りながらSession22で裁量労働特集を聞く。
政権のお粗末なデータリテラシーが国会で
明らかになっていく過程が興味深かった。
 (「平均的な者」というワードセンスがヤバい)
 あと今回の裁量労働の法案は過去に提出された
どの法案よりもアンリミテッドなことにも驚いた。
晩ご飯食べながらFD。 ZEEBRAの神妙な面持ちの後、
マイメンpekoが登場。 2人抜きで次週は輪入道。
合わせるように黒衣の新曲2曲も公開されていて、
2曲ともかっこよかった。





とくに「衝動」のKENTの2バース目、
リリシズムが炸裂していて好き。情景描写うますぎる。
あと『似合ってねえよすぐ脱げadidasのジャージ』は
多用していきたい所存。
7inch treeの先週分も鑑賞。
弗猫建物とのレコーディング風景で、
冒頭のISSUGIの細かいノリの指示がオモシロかった。
神は細部に宿る。

2月15日
映画行こうと思っていたけれど残業でどうにもならず。
仕事中は今更ながらコズモポリフォニック2017年のべストを聞いた。

この辺りの曲ってすっと右から左へ流れていくから勉強になる。
SNS上でFebbが亡くなったという怪情報が流れてきて、
到底信じられない気持ちとマッドな気持ちの半々のまま寝た。

2月16日
朝歩いていると犬のリードを自分の首に巻きつけて
散歩しているおじさんと遭遇。どちらが散歩したいのだろう。
藝人春秋2 上巻読了。


藝人春秋2 上 ハカセより愛をこめて
水道橋博士
文藝春秋
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長らく積ん読の中やっとこさ着手。
ここから下巻もあるので楽しみなところ。
僕が本を読むようになったのは友人の影響もあるけれど、
水道橋博士の影響も多分にある。
文字、文をどこまでも信じている姿勢に共鳴したのかもしれない。
実際にネットニュースもオモシロいけれど、
本当にオモシロいことは本に詰まっていると
年を取れば取るほど実感することは多い。
電車で必死にスマホでまとめサイトスクロールする、
そんな大人にはなりたくないし。
それはともかく本作は藝人の知られざる生態を
ジャーナリズム的な観点と博士の言葉遊びがクロスすることで
有名な人の知らない側面を楽しく知ることができる。
前作に比べると泣かせの要素は少く、
お笑い芸人に今必要なのはウィットに富んだ
皮肉なんだと気づかされる1冊だった。
仕事中はずっとFebbを聞いていた。
亡くなったことが事実であることが明らかになり本当に辛かった。
アーティストが亡くなって、
こんなに辛い気持ちになるのは初めて。
誰がどう見ても才能があり、
先の未来がどうなるか楽しみな存在が
この世からいなくなるという理不尽さ。
亡くなった事実を受け止めた上で
改めて曲を聞くと死生観が見えてきて、それもまた悲しくて。
生きている人間は何が起こったのかはわからないけど、
彼の残したレガシーを忘れず讃えるしかない。
夜は会社の飲み会で違う部署の人たちと飲む。
同じ会社で似たような仕事してても、
お互いのことはよく分かっていないこと多いなと思った。
 帰りは仲の良い先輩ともう1軒だけ寄って
映画と音楽の話をして帰った。

2月17日
今日は結婚式で朝から大手町へ。
高校の同級生の結婚式で久々に会う人が多い。
前日の飲みの疲れが抜けてないのに
調子乗って飲んでたら軽く具合悪くなってしまった。
社会では立派に大人と定義される30歳になったにも関わらず、
結婚式という文化にいまだに馴染めない。
もちろん祝う気持ちはあるのだけれど、
儀式としての結婚式がどうにも苦手で、
お約束の形に乗り切れない自分がいて自己嫌悪に陥る。
それはともかく、この日結婚した友人は
僕の友人の中でも群を抜いて良いやつであり、
自分の決めた目標に向けて
しっかり人生を生きている尊敬できる人間。
彼の住むサンフランシスコで再会したい!
結局3次会で疲労がマックスとなり離脱&帰宅。

2月18日
Instagramで有名な徳島のパン屋が関東初出店らしく、
昼前に青山のファーマーズマーケットへ。
会計待ちでとんでもない人が行列していて、
もはやTVをネットが凌駕するフェーズなのかもしれない。
発信する方法を自分たちできっちり確立すれば、
それを求めている人にダイレクトに届く時代だから。
その後、ハブモアカリーで
いつも通りの最高のカレーを堪能し帰宅。
晩ご飯は豚しゃぶを食べながら、
イッテQの南極ロケとオリンピックをザッピング。
カーリングが好きなので、そちらを見つつ、
南極ロケのあまりに大きなスケールに圧倒された。
インターネットで何でも分かった気になる時代に、
TVが果たせる役目はスケールの大きいことなのかもしれない。
だから海外ロケの番組が人気なんだろうなぁ。
新潮の日記特集をだらだら読みながら寝た。

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