2015年7月14日火曜日

Music is In My Life

映画のことばかり書いていますが、
たまには音楽の話でもしようかと思います。
というのも、記録として書いておけば、
5年後ぐらいに、この判断がどういった意味があったのか、
検証できるかなーと思った訳です。
なお、あくまで個人的な体験の話なので、
その点はご承知おきくださいませ。

サブスクリプション音楽サービスが最近話題ですが、
Appleから大本命のApple Musicがついにロンチ。
海外ではSptoifyやJay-ZのTidalなどなど、
様々なサービスがここ数年の間に提供されてきました。
日本では権利関係の複雑さから、なかなか難しかったのですが、
ここにきてAWALINE MUSICApple Music
立て続けにサービスがロンチ。
先陣をきったAWAを使ったものの、
なんだかなぁって感じで、すぐ飽きて使わなくなりました。
所有欲からは一生抜け出せないのか…
と思っていたところに現れたApple Music
これは僕みたいにアホの一つ覚えで
CDやレコードを買ってきた人間にとって
めちゃめちゃ助かるサービスだと今のところ思ってます。
様々な角度からの検証記事が出ていますが、
個人的にイイねと思うところを4点にまとめてみました。

1.既存のiPhoneのMusicと並行で使える
全体に見れば以前より使い辛くなったことは否めないですが、
ローカルとストリーミングが並行に扱えるのは便利。
プレイリストも作れるので、
既存曲の組み合わせ系映画のサントラとか作っていきたいです。

2.カタログの充実
結局のところ、これが一番大きな要因かもしれません。
USの最新ヒットから日本語ラップを含む、
インディーレーベルまで手広くカバーしています。
僕は基本的に雑食なので、
洋邦問わないカタログの充実度は最優先事項だと思っています。

3.プレイリストの充実
僕はヒットソングだけ追うような聞き方してませんし、
シチュエーションごとに音楽を設定してもらう必要もないです。
けれど、アーティスト、プロデューサー、レーベルによる
プレイリストはかなり重宝しています。
聞くたびに新たな発見があって楽しいです。
とくにプロデューサーはクレジット全部押さえて
横軸を自分で設定するのは相当大変ですから。。

4.ラジオの存在
Beats 1というラジオが設定されていて、
ストリーミングでいつでも聞くことができます。
先週の日曜日にQ-TipのAbstract Radioを聞いたんですが、
豊富なカタログに基づいた彼の自由奔放な選曲が
めちゃめちゃ楽しかったんです!
Future → David Bowieとか。笑
しかも、ラジオでかかった曲で好きなものは
自分のアーカイブに加えることもできます。
radikoでFM聞いたりもするけれど、
いちいちログって後で調べたりしなきゃいけなかったところを
これで一括管理できます。カタログにない音楽は無理ですが。
音楽に偶然出会う体験も得れるのでナイス!
(今は洋楽Onlyですが、日本のラジオもその内できるといいですね)

ここまで割とマンセーな感じで書いてきたんですが、
これだけで十分!とは個人的には思えないのも事実。
1つは音質の問題。
iPhoneで聞く分には気にならないけれど、
家のオーディオで聞くと何か味気ない。。。
音質は宗教と同じで、個人的な感覚に依拠すると考えていて、
千差万別なので何とも言えませんが…
あとは長年培ってきた所有欲との戦い。笑
CDやレコードをモノとして欲しい感覚はあります。
さらに、サービスが終了した場合に
手元に何も残らないことも不安材料の1つですね。
こういったことを踏まえると、
Apple Musicはフル視聴し放題のアプリ
という認識が正しいのかも。
聞いてよかったものだけCDやレコードで手に入れると。
音楽に使ってきた、ここ2-3年の金額を考えると、
月1000円は破格だと思っています。

あと最近手に入れたレコードとの思い出も、
ここに追記しておきたいと思います。
家でテキトーにシャッフルで音楽を聞いていた時に、
Sa-Raの曲がかかって、
そういえば、JamiroquaiのSa-Ra Remixを
血眼で探していたことをふと思い出しました。
それがFeels Just Like It Should


この曲はRhymesterがTokyo FMで
WANTEDというラジオをやっていたときに
DJ JINさんのMixでかかって猛烈に好きになった曲。
深夜放送だったのでMDコンポのタイマー録音を活用し、
通学時や勉強時に聞くというスタイルでしたが、
プレイリストはインターネットで入手できました。
CDにはなっていなくて12インチシングルのみのリリース。
ちょうどターンテーブルを買ってDJを始めたぐらいの頃で
レコ屋に行くたびに探すものの、全然見つかりませんでした。
そして2015年に時計の針は進み、
軽くググってみたところ余裕で聞けるし、
ダウンロード可能になってた!(違法だけどね)
一応ダウンロードしてみるものの、カスみたいな音質。
残念な気持ちになったところ、
Discogsにて3ドルで、しかもConditionはMint!
送料合わせて2000円ぐらいになることは
分かっていましたがソッコーで購入。
無事にアメリカから我が家に到着し、
レコードへ針を落とした時の感動たるや…
12インチだから出音もバッチリだし。
若者からしたら「ウルセ~」と言われそうですが、
山ほど音楽があふれる今の状況では、
こういった瞬間は大切にしていきたいと思う訳です。

100人いたら100人通りの「音楽のある生活」があると思います。 
色んな聞き方にトライしてみて、
改めて音楽との距離を考えてるのもイイのでは?
と思った2015年初夏。

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