2012年12月27日木曜日

プッシャー


ドライブで一躍時の人となったニコラス・ウィンディング・レフン監督。
デンマーク出身の彼が監督を務めたプッシャーシリーズ(1〜3)の
アメリカ版リメイク。監督じゃないけど、製作総指揮を担当。
そして本作品も最高!でした。
とにもかくにも映像美が凄まじい…
ドライブのときも徹底した色使いが話題になっていたけど
この作品もめちゃくちゃ綺麗。
ボクがとくに好きなのは暖色系。夜の街中のライトが秀逸。
ストーリー自体はドライブ同様きわめてシンプル。
プッシャー(麻薬密売人)があることをきっかけにトラブルに巻き込まれて…
ホントこれだけ。でも映像が死ぬほどスタイリッシュだから全然飽きない。
音楽もオービタルのテクノ音楽が中心だし、
オープニング含めた曜日のフォントもイケてる。
話の中身も十分面白いけど、
そこはドライブのほうが洗練されてるなーという印象。
でも、一度転げ落ちたレールへどうにかして
何度も戻ろうとするけど、どーにもならない袋小路。人間不信。
最近読んだウシジマ君に近いなと思いました。
(トーンが全く異なるけどw)
あとエンディングね。プッシャーものは世の中にたくさんあるけど
この終わり方はかなり斬新でした。納得しない人もいるかもしれない。
プッシャーものは主人公が破滅するか、敵を駆逐するタイプしか見たことなかった。
個人的には相当好きでした。
ドライブでヤラれた人は必見ですYO!

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