Back in the day...

オレが初めて「クラブ」に遊びに行ったのは、19の春だったと思う。
高校の頃は、UKロックに傾倒していたが
Rhymesterを中心に日本語のHIPHOPはずっと聞いていた。
そして、高校を卒業するときにRhymesterの「HEAT ISLAND」が発売された。
そこに収録されている「紳士同盟」
それがRomancrewとの出会いである。
オレが今まで聞いてきた日本語ラップとは全く異なるものであり、
独特の黒いグルーブに満ち溢れたラップだった。
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大学入学と同時に、音楽の趣味はUKロックからブラックミュージックへと移行していた。
その頃は、デトロイトものが大好きでCDを少しづつ集めていた。
同時にメインストリームも追っかけていたし、昔のソウルとかも好きだった。

RhymesterのDJ JINさんに憧れて、ターンテーブルを買った。
しかし、なかなか練習が上手くいかず、あまり触らなくなって部屋の置物と化していた。

そんな中、2007年にNao君と知り合った。
彼に「スーパークロイ」というイベントに連れていってもらった。
目当てはもちろんRomancrewのライブが見たかったから。
今まで大阪でたまに彼らがライブをやっていたのは知っていたが、
19のガキにとってクラブへ行くというのはハードルが高い。
でも、なんとか勇気振り絞って行った。
回るミラーボール。耳をつんざくキックとスネア。悪そうな大人達。
すべてが新鮮だった。

それから２ヶ月に１回の楽しみができた。
間違いないスキルと選曲のDJ、Romancrewのライブ。
DJを現場で見るようになって、自分でも練習するようになって
イベントに出たりするようにもなった。
スーパークロイには大学の先輩がDJで出てたし、ALI-KICKさんも大学の先輩という
衝撃の事実を知ったのも頑張る理由の一つだった。オレだって！みたいな。笑

そこからNao君が出るということで、「アマチュアナイト」の１周年イベントに遊びに行った。
おそらく、そこでpeko君とかNISSIEと初めて喋った気がする。
すでに黒衣のライブをスーパークロイで見ていて
本気でかっこいいなーと思っていた。
しかも同い年ということをあとで聞いて、ビビったのも覚えてる。
オレと同じ年齢でNOONでイベントをレギュラーでやってるだなんて…
憧れの存在。
その頃は月曜日に開催されていたので、学校の都合で行けないときもあったけど
なるべく行くようにしていた。ミナミのイベントとは少し毛色が違うのが新鮮だった。
時は流れて、オレがアマチュアナイトにDJとして参加するようになったのは2010年7月からだった。
Nao君の代わりといってはなんだけど参加させてもらえるようになった。
隔月で同世代の奴らと音楽聞いて、酒飲んでみたいな経験がなかったので楽しかった。

そんな中でスーパークロイは無くなって、なかなかRomancrewのライブを大阪で見れることは少なくなった。
でも、peko君はずっと前からRomancrewをアマチュアナイトに呼ぶという野望を語っていた。
そして、それが今回４周年というタイミングで実現する。