2020年12月15日火曜日

2020年12月 第2週

12月7日
 午後F1ながら見しながら仕事。スタートから波乱万丈でラストのごちゃごちゃ具合もオモシロかった。マラソンとしてのF1のオモシロさが存分に発揮されていたし、いわゆる「あきらめたらそこで試合終了ですよ」案件。ペレスの初優勝はめでたい。やっぱり人間は崖っぷちに立ったときに真価を発揮するのかもしれない。これで来年のドライバーシートが決まるとイイな。(レッドブルのアルボンと入れ替わりか)
S MTM9のEP7の英訳がやっとリリースされて即見。チーム間での楽曲ディスバトル。日本のフリースタイルバトルがボクシング/総合格闘技だとすれば、韓国のバトルはショーとしてのプロレスに近い。当然どの程度的を得たクリティカルなディスなのかも大切だけど楽曲としての構成やギミックも大事にされていた。色々バトルはあったけど今回もSWINGSが独壇場。Kendrick Lamar「Control」のインストでSKYの首根っこをつかんで世代論を展開。この「Control」というのがミソで彼はこのビートジャックで韓国にバトルムーブメントを引き起こした張本人だから。しかもめちゃくちゃかっこいいんだよなー華があった。あとはLil Boiがめちゃくちゃキメまくりでかっこよかった。バースの収まり具合とかギミック、展開どれ取っても一級品だった。個人的にはDSELが好きだったので落ちてしまって残念だった。次のステージの楽曲バトルも一部入っていて、ここでもSWINGSがカマしていた。Untelも良かったけど歌の割合がちょっと多かったかも。このステージではマイクパスなる新たな審査も導入されていた。参加者2人に同じトラックで曲を作らせてライブのリハーサルまで行って本番のステージ直前にどちらかの参加者を選ぶ。選ばれなかった人は落選…残酷すぎる!プロデューサーは両方見て判断しているけど視聴者は片方しか見れない。両方ライブして落とせばいいのに。。この中で1人しか優勝できないなんて全く予想つかない。早くEP8見て〜


12月8日
 1日中ZOOMで研修を受ける。カメラオンタイプで講師の人が全員カメラオンになるまで待つ、みたいな人でずっと見られているような気持ちで疲労困憊。内容も「いつ使うねんこれ」と言いたくなる内容だった。

12月9日
 今日も1日中ZOOMで研修を受ける。ほとんど話したことがない人とグループワーク中心で心労。その一方で仕事は進行していて、ロクでもないトラブルが転がっているのがチラチラ見えてダメージが…年末にかけてしんどくなりそうでつらい。
 「言葉と歩く日記」読了。多和田葉子は「遣灯使」以来。日本語とどのくらい真剣に向き合えるのか?を突き詰めていてかなりオモシロかった。
 夜はコウケンテツのレシピで鶏南蛮。簡単フライパン1つでめっちゃ美味しいのだからすごい。Youtubeレシピ系動画で一番生活に対してリアリティを持っている気がする。

12月10日
 ポッドキャストで友人が薦めてくれた「満州アヘンスクアッド」読了。まだ2巻までしか出てないけど、かなりオモシロい。ブレイキングバッドと日中戦争のコンビネーションとでも言えばいいのか。どういう着地になるのか今から楽しみ。
 今日もFORTNITEをやっていて2回目のビクトリーロイヤル。平場の戦いだいぶ慣れてきたけど、残り10人くらいになって猛者同士の戦いで負けてしまうので次のレベルアップが必要に感じる。
 夕食、奥さんが買ってきてくれたグラコロ。ジャンキーな味が脳の奥をビンビン刺激された。

12月11日
 有給休暇。金沢へ。ずっと前にGoToトラベルで予約していた。最近の事情を見ているとキャンセルするべきか悩みつつもキャンセル料かかるし万全な対策しつつ。。。(という言い訳です。)初めて行く日本国内の土地だったので楽しみにしていた。今は北陸新幹線で東京から3時間で到着。それほど寒くはなかった。ホテルで荷物預けてすぐに寿司。魚介全般美味しいだろうなと思っていたけど想像以上に美味しかった…上品でした。ウニもぶっかまして満足。寿司はそこまでボリュームなかったのでラーメン屋でシメ。のどぐろ出汁のこちらも繊細な味で美味しい。バイトの女の子が入りたてなのか厳しめの口調で指導されていて大変そうだった。ホテルに戻ってだらだらして1日目終了。


12月12日
 朝食なしプランだったので、東出珈琲店でモーニング。地元の人と観光客が入り混じる人間交差点だった。トースト、コーヒーともに美味しい。こういう喫茶店は家の近くに何軒でもいいから欲しい。 
 金沢城&兼六園へ行くものの信じられないくらい雨が降ってきてテン下げ。そのまま21世紀美術館へ。事前にネットで奥さんがチケットを買ってくれていたのでスッと入れた。感謝。企画展がめちゃくちゃ良くて久しぶりにブチ上がった。好きだったのはMichaël Borremansという絵画作家。油絵で肖像画を書いているのだけどもその不穏さとクラシカルな手法でモダンな表現しているのがめちゃくちゃカッコよかった。作家の紹介VTRが館内で流れいて森の中のめっちゃ広い家に動物と住んでひたすらポートレート書いている。その世捨て人な佇まいにも心底惹かれた。レプリカやポストカードあれば欲しかったけどなくて残念。いつかどこかでまた見たい。名物のプールに信じられなくらい人が並んでいたけどスルーして適当にぶらぶらする。 James Turrellの作品も好きだったな。



 美術館をあとにしてのどぐろ飯を食べに行った。ひつまぶし的な作法で食べるのどぐろは美味…出汁が白濁していて頭とかまとめて煮込んでいるのか、のどぐろエキス出まくりだった。


 ご飯食べた近くに良さげな甘味処があったのでそこで休憩。加賀棒茶とわらび餅。何食べても美味しい。そのあとコーヒーとか雑貨とかイケてるお店が集積しているらしいエリアへ。コーヒーとかカトラリーとか散財…地元のイラストレーターによるイエティのだるまを買った。テレワークの癒しでデスクに飾る。
 夜ご飯に名物のおでんを食べようかとなり色んなお店を行ってみるものの、予約で満席 or 長蛇の列のどちらかで心折れそうになる。1つのお店は電話番号を記入して順番くれば電話もらえる制度なので、そこに電話番号を書いておいて、そのあいだは別の店に並ぶダブルブッキング戦術。結局1時間くらい待ってこれ以上待ったら身体が凍る手前のところで電話かかってきて助かった。冷え切った身体におでんが優しく沁みた。出汁系で美味しい。金沢独特の具材もナイス。満足してコンビニでハイボール缶を買ってホテルで飲んでいたらいつのまにか寝ていた。


12月13日
 今日は朝食付きのホテルだった。石川県の地元のさまざまな食材がふんだんに使われていてとてもおいしかった。朝食後、ホテル裏のパン屋までパンを買いに行くものの長蛇の列なのであきらめて、タクシーで鈴木大拙館へ。哲学者の鈴木大拙という哲学者の記念館?のような施設。設計は谷口吉生で有名な人らしい。めちゃくちゃモダンな建物に和と哲学が侵入している感じで興味深かった。


 城下町エリアへタクシーで移動してふらふら。観光客はたくさんいる。目当ての古本屋へ行くとおばあさんが1人で切り盛りしているようでアットホームな空気でよかった。今、中原昌也の作業日誌をKindleでチマチマ読んでいるのだけども、そこにやたらと登場する盟友阿部和重の本と日本の名随筆の古書をゲット。いい買い物だった。予約していたお昼の時間までに時間があるので金沢のクラフトビール。奥さんが飲んでた加賀棒茶のスタウトが独特な酸味でおいしかった。
 昼ごはんは海鮮丼。その前に商店街でぶらついて海鮮物色してたけど自分たちも含めて人人人だった。GoToトラベルの効果と弊害をまざまざと目の前で見ていた。
 ホテルまで戻ってコーヒー飲んだり近所の古本屋など行って時間潰してから新幹線。道中、iPad+AirPods ProのSpatial audio設定で映画を見た。これは破格の体験…これだけでAirPods Proを買った価値がある。NETFLIXが早く対応してほしい。Apple TV+で「On The Rocks」A24配給で監督はソフィア・コッポラ。主演はビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズというハンパなきコンビネーションなので出来もめちゃくちゃいい…!男性の浮気がテーマかつ舞台はNYという普遍的なテーマなのにこんなにリッチな映画になるのかという驚きがあった。主演2人のコンビネーションが素晴らしくて愛と皮肉のバランスがちょうどいい。それこそウディ・アレンだと最悪の展開にしそうなところをギリギリまで引っ張ってそれを物語にして最後に愛は勝つ〜という展開。腕時計を使ったギミックがベタかもしれないものの子どもを卒業するメタファーとしては好きだった。Time will tellという全体のテーマがそこに集約されているし。帰宅すると諸々届いていたけど後回しにしてF1見てダラダラしていた。 フェルスタッペン優勝おめでとう!

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