2019年9月9日月曜日

2019年9月 第1週

9月1日
奥さんの実家の墓参り。
1日かけて東京、埼玉、千葉を1日かけて横断していた。
車が運転できないので奥さんに運転を
すべて任せているのだけれど、
いつか自分で運転できるようになりたいなと考える。
そう、俺がゴールデンペーパードライバー。

9月2日
仕事終わりにRejjie Snow@WWWX
mixtapeのThe Moon & Youで知って、
この才能は!と思ったところに
Dear Annieというアルバムが出て一層好きになった。
このタイミングで見る価値あると思って見に行ったら、
Peaceなバイブスで素晴らしいライブだった。
ボーカルなしの空オケの上でしっかりラップしているのが
おじさん世代にはどうしても刺さってしまう。
(ボーカル入りが悪いが決して嫌いな訳ではない)
しかもボーカルの安定感が抜群なので聞きやすい。
そもそもライブ映えするとは言えないChill系の曲が多い中で、
その曲で無理くりにトラップのノリをぶち込んでくるのは
別にその必要ないのでは…と思ってしまった。
けれどライブ会場の多くは若い子たちであり、
トラップのノリこそが欲しい世代なんだなーと。
とはいえ若い子たちが生み出すポジティブバイブスは最高で、
それがラストのCharlie Brownという曲で爆発してた。多幸感。



この曲がカバーであることを先輩に教えてもらったときには
心底ビックリした。センスの塊。




9月3日
会社のPCがやっとWindows10のPCと交換された。
しかし交換された結果、
今まで使えていたChromeの拡張機能が
すべて使えなくなっていて頭を抱えている。
セキュリティに脆弱性が見られるため、っていうけど、
マジでいつの時代の企業やねん。という思い。
そのくせ機械学習/AIを活用して、
デジタル・トランスフォーメーションを!とか唱えちゃう。
そんなことよりも拡張機能を解放してくれたほうが、
従業員の生産性数倍上がって会社にもたらす利益は大きいはず。
こういったことを日々悶々と抱えながら、
誰かに訴えることもしていない時点で
同じ穴のムジナなのかと思うとそれまた辛い。
俺が苦労した苦労をお前もしろ、
情報をクローズして自分の能力を担保しようとする、
前時代の人間と仕事する苦労を体験しながら、
自分はこうはなるまいと思いを強く持って生きねば。
帰宅後、Podcastの編集とアップロード。
初めての3人回で難しいかなと思いきや、
いつもと変わらない感じで編集できた。
元の録音データをiPhoneでなるべく簡単に
かつノイズ少なく録音する方法を模索したいところ。
今回は格闘技の話オンリーだけど、
チャプターの後半は広い意味での
ジム論の話になっているので聞いてみてください。

Spotify
Apple podcast

9月4日
10月に異動があり、それに伴う会社の飲み会だった。
もともと長い付き合いの上司がいなくなり、
一緒に仕事するのしんどいなという人が補填される
面倒な感じになっており今から憂鬱であると共に、
仕事の内容がバッコリ変わって
今よりはやりたいことがやれるようになるので、
その点に期待している。
部署の飲み会は初めてで普段みんな無言で仕事してるから、
色んな人の話を聞いて、そんな感じなんやーという発見が多かった。
帰りにRejjie Snow逮捕のニュースを見て、
なんだそりゃ!と声を出して就寝。

9月5日
行きの電車でフィフティ・ピープルを読了。

フィフティ・ピープル (となりの国のものがたり1)
チョン・セラン
亜紀書房
売り上げランキング: 14,205


大阪のtoi booksで買ってから積ん読していた。
韓国文学がにわかにブームになっていて、
なおかつ買った当時よりも日本と韓国の関係が悪化している中で、
これは今こそ読まれるべき素晴らしい群像劇小説だった。
短編が50個含まれていて主人公がすべて異なる。
それらが緩く繋がりながら収束していく。
何がオモシロいかといえば、たくさんの人生を知ることができるから。
人間の日々の営みは仕事、年齢、家族構成など、
1つでも違えば全然違うものになるという当たり前を描きつつ、
その人間同士が緩く交差する瞬間が人生なんだよなと思わされた。
訳者のあとがきに書かれていたけど
実際の韓国の事件を題材にしている章もあり、
割と劇的な話もある中で僕が好きなのは生活を感じる章だった。
この本は他者を理解することの大切さと必要性を
説教がましくない形で伝えてくれるのが良くて、
嫌韓のスタンスの人はこれを読んだら、どう思うのか?
君が引いているラインは何を根拠にしているのか?と問いたい。
そのくらい同じ喜び、苦悩、悩み、楽しみを抱えている。
海外文学独特の読みにくさがなくて、
それこそ寝る前に1つ読んで寝るとかちょうどいいと思う。
あと電子書籍で買うのがオススメで、
それは検索機能があれば
本をさらに楽しめる構造になっているので…
ネタバレになるので詳しくは説明しないけど。

9月6日
Port Of Miami 2/Rick Rossを聞きながら
勇敢な気持ちで出勤。



毎月友人とレコメンドを共有している中で、
力強くプッシュされていたので聞いてみたら、
サンプリング主体でかなり調子よく出社。
色んなタスクが諸々積み重なっており、
交通整理しなきゃいけないけど、
たちまちな案件をフォローせねばならず1日が終わった。
帰りに美容院寄って髪を切る。最近は平日行っている。
「何cm切りますか?」と聞かれて、
皆どのように答えているのか不思議でしょうがない。
自分の髪が伸びる速度はわからないし、
1.5cm切りましょうと言われて、
それがどのくらい妥当な提案なのか、
アグレッシブな提案なのかも分からない。
そんな気持ちでバッサリと髪に毛を切った。
帰りに聞いていたAura Safariがむちゃくちゃ気持ちよくて、
聞きながら金曜日の夜に街を歩くと最高だった。



Kamaal Williamsとかに近いバイブスで、
太いキック、スネアにエレピってコンビネーションが
素晴らしくて無限ループしていた。
調べてみるとイタリアのペルージャを拠点にしている
レーベルはサウスロンドンらしい。
もはやサウスロンドン行くしかない。

9月7日
結婚式の予定がないので、
旅行がてらに写真撮ることにして
その打ち合わせのために表参道へ行った。
何回か結婚式出たりしていて、
そのたびに聞くブライダル産業の
搾取ビジネスシステムに
割と辟易としているんだけど、
今回行ったところは、
まぁそんなもんかという感じだった。
結婚式をしないというのは
僕の自意識の問題でしかないんだけど、
おばあちゃんのことを考えたりすると、
何ともなぁと思ったりする。難しい。
青山にきたらハブモアカレーしかない、
ということでカレーを食べた。
毎回付け合わせのメニューが違うから、
いつ来ても新鮮に楽しめるから良い。



ライブを見るために恵比寿まで移動。
まだ時間があったので会場のBATICAの前の
喫茶店に入ったら、
そこのコーヒーがめちゃ美味しかった
おじさん2人とバイト1人で営業していて、
ネルドリップでおじさんが黙々と
コーヒーをドリップしている。
いわゆる日本の喫茶店コーヒーで
今まで飲んだ中で一番美味しかったかも。
(ちなみにブレンドの中深煎りを飲んだ)
コーヒーぐいぐい飲みつつ読書してたら、
ライブの時間になったので会場へ。
大阪のラッパーKZが主催するSoloistというイベント。
HIPHOPのライブはクラブベースだと、
だいたい15分〜30分くらいしかないという
悪習を打破するというのがコンセプトで、
Draw4、黒衣、KZがそれぞれ60分ライブをする。
確かに60分くらい見ないとホンマに好きかどうか、
分からへんような気もするし、
今まで無かったタイプのイベントでオモシロかった。
特に仲のよい黒衣のライブはもう何年振りよ、
というレベルで1曲目の衝動を聞いて
涙腺緩めなおじさんは少し涙ぐんでしまった。
やり続けている男たちの強さに。
前日にメールで色々話してたけど、
直接pekoくんと話できたのはオモシロかった。
言い方難しいけど、HIPHOPの1つ奥の話を
ノーリミットで話せる数少ない友達。
黒衣の2人は好きなラッパーなので
一刻も早く売れたらいいなと思う。



帰りに奥さんと合流し、
駅前のクラフトビール屋でご飯食べて帰宅。

9月8日
クレバの日。
台風がやってくるという話で持ちきりの中、
Suchmosのライブを横浜スタジアムへ見に行った。



正直、好きになった当時の熱量を持っているかと
問われればそれは嘘になるけれど、
1つの到達点を目撃するために行った。
わずか5年で、しかもこの音楽性で3万人集めるのは
本当に信じられない。
会場に着いて客層を見ていると
老若男女の幅広いファン層で、
J-POPとは違う小洒落た音楽を求める人が
これだけたくさんいるというのは
普段はあまり気づかない事だと思う。
ライブはとにかく音が抜群に良くて、
スタジアムで音楽を浴びるように聞くという、
この体験だけでもう大満足だった。
最新作からは2曲しか演奏せず、
それ以前の懐かしい曲を含めてパブリックイメージの
Suchmosっぽい曲を中心に演奏していた。
今やどのライブでもおなじみのLED演出も、
浜スタの客席下のスクリーンや
バックスクリーンまで広げて新鮮でかっこよかった。
新曲が最新作を踏襲するようなギターロックバラードで
人と同じ道が嫌なのは天邪鬼として5億%共感するし、
Stay tuneとか今聞いたらさすがに飽きてくる。
本人たちの音楽への愛が伝わってくるからこそ、
違う方向へ行きたくなるのは重々分かるけど、
この方向でそのまま進むのはちょっと…
でも次の音楽が楽しみなバンドなのは間違いないので、
これからも聞き続けると思う。
近所にできたテリー伊藤の唐揚げ屋で
唐揚げとハイボールをかまして
台風がやってくる前に帰宅。

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