2019年2月4日月曜日

2019年2月 第1週

2月1日
橋本徹のdublabのmix聴きながら朝の準備。



今年もお世話になります、って感じで
知らない新譜がガンガン流れてて
それをひたすらApple musicへぶち込む。
新譜を消化するおじさんと化す。
今日はVanJess/Addicted-EPを聞きながら出勤。



去年出たアルバムで一番聞いたのは
VanJess/Silk Canvasだったんだけど、
それに収録されたAddictedのREMIX
アルバム自体が90年代R&Bの
2018年アップデートといった感じで、
さらに今回のリリース形態は
昔の12インチを思い出させる。
去年出たアルバムもナイスだったBasが
Remixにバース参加しているのも良き。
仕事終了後、一旦帰宅してすぐに出て
ラーメン食べてからスタバで日記を書いた。
川崎駅のスタバの開放感圧巻。
そのあとTOHOシネマズ川崎でBurning



イ・チャンドン監督最新作。
はーめっちゃ、イチャンドンと言いたくなる、
なんとも言えない感覚に苛まれて
映画見るのこれやからやめられへん系だった。
ドラマとは全然違うことを改めて思い知る。
村上春樹の納屋を焼くという作品が原作らしいけど
あくまでテーマだけやろなというのが窺い知れる、
これぞ韓国映画な仕上がりで最高最高。
三角関係のもつれの話ってだけなんだけど、
ショットやモチーフを設定することで
こんなに豊かな世界を描けるのかと驚いた。
Donald Trumpの映像が流れていたので、
年代の設定としてはかなり最近。
格差社会をテーマにしつつ、
スノッブな富裕層と無職の作家見習いの関係が
女性を通じて徐々に硬直していく。
モチーフとして言及されたものが
具体的に映像として出てきたときの威力が圧巻。
3人が家の庭でワインと大麻を楽しんでいるときに
訪れる夕暮れのシーンは一生忘れない。
さらにモチーフがそれぞれ関連していく快感と、
謎が深まって行く快感が終盤ダブルで押し寄せて、
150分の上映時間でも全くだれない。
ビニールハウスでこれだけ物語をかき回す、
まさに映画という体験だった。
要るもの/要らないものを選ぶ権利が
富裕層だけにあるかと思ったら大間違いやからな、
という宣言にも見えるんだけど、
最後の最後は口開けて見るしかなかった。マジで必見。

2月2日
アマチュアラジオ vol.2を聞きながら家事。



本当は昨日の東京会場へ行こうと思っていたけど、
Sold outしてしまって行けなかったので
ラジオを聞いて残念な気持ちを紛らわした。
日本語ラップ関係なく旅の話としてオモシロいし、
DJとしてどうやって曲を選んでいるか、
どんな繋ぎがツアーで生まれたのかが興味深かったし
久々にDJしたくなってポータブルのHDD1TB発注した。
図書館とTSUTAYAに借りていたものを返す。
図書館で村上春樹/納屋を焼くを短編だったので読んだ。
原作に忠実な点とそこから一気に派生している点、
そもそも主人公の設定が違う点、
映画見たあと読んでも二度美味しい作品になっていた。
映画見たあと原作を読むと映画の展開を
単になぞっているだけになることしばしばだけど、
これは全然違う体験になっていた。
というか映画自体が村上春樹へのカウンターと
取れるような気がしないでもないというか。
そこまで春樹の世界を知らないのでなんとも言えない、
そもそも翻訳以外で初めて読んだ気がする。春樹バージン。
帰宅後ラップスタア誕生S3のファイナルをAbemaTVにて鑑賞。
応援していた¥ellow Bucksが優勝して嬉しい。
それよりも何よりもこの番組の「未来は暗くない」感が
想像以上に素晴らしかった。
スタイルウォーズという言葉が
これほど似合う場面を今まで見たことがない。
出場メンバーたちの輝きをみていると
HIPHOPは若者の音楽なのだなぁと今更ながら思う。
ドラマをまとったラッパーは強いので、
今後このメンバーがどうなるのかも楽しみ。
(というか1%が誰を取るのかって話)
そしてShyamalan監督最新作のGlassを
最高の状態で楽しむためにUnbreakableをprimeで鑑賞。



何のために生きているのか、それは世界を守るためだ。
と気づくまでをShyamalan節で語り倒していて最高。
今やMARVEL/DCのCinematic Universeが展開されているけど、
本作がリリースされた2000年当時、
誰もこんなことになると想像していなかったはず。
この先見の明よ。警備員は守る人、
ゆえにヒーローという思考回路がかっこいいし
Securityの雨合羽でさえかっこよく見えてしまう。
そしてラストの畳み掛け、
子どもとアイコンタクトで理解し合う瞬間、
Mr.Glassが影で糸引いてたことが分かる瞬間。
ポゥポゥポゥ!と言わざるを得ない。
Splitも見て万全な状態で映画館へ行こうと思う。
映像見るの飽きたので伊藤計劃/虐殺計画を読み終えた。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃
早川書房
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年末のKindleのセールで半額になっていたのを購入。
今年はSF色々読みたくて入門編として読んだけど
エンターティメントとしてオモシロかった。
スケールの大きなハリウッド映画を見ているような体験で
これ日本人が書いたのかと思うと驚く。
中二病と言われてしまえばそれまでだけど、
今の世の中のディストピア具合とマッチする、
ラインが色々と見られてそこが辛くも楽しい。
SFで割とプロットに重きを置いているような作品は
Kindle独特の読みにくさが全然気にならなかった。
まとめて購入したので他のも楽しみ。
夜、Podcast2回目を敢行。今回も遠隔。
というかオンサイトで録音できる設備にしたいんだけど、
そうするにはCubaseをデスクトップから
アンインストールしてラップトップに
インストールし直してマイクもう1本買う、
というハードルの高さがあって躊躇している。
保険で相手側に録音しらっていて、
それを送ってマージする方が良い音質にできるんだけど
面倒でまだやっていない。慣れなければ。

2月3日
午後から昨日に引き続きPodcast収録。これで3回目。
Skype中にノイズがどうしても乗ってしまうの
何とかならないのだろうか。
WifiのOn/Offで消えるというところまで辿り着いたんだけど、
安定回線とるにはやはり有線なのか。
あとダイナミックマイクで録音しているからか、
I/Oのgain maxで録音してもボリューム稼げない。
(あとで加工してしまえばいいのだけども)
さらにダブルエンダー式を取りたいのだけど、
編集時間かかりそうなので避けている。
このあたりが課題だしcubase上での編集にも慣れねば。
Glassを万金で楽しむためにSplitをprimeで鑑賞。



多重人格であること、Unbreakableと繋がっていることを
前提に見ていると初見とは別の楽しさがあった。
Mcavoyの演じ分けは改めて見ても圧巻の出来。
(こんな役やったら体調崩しそう)
ビーストをめぐる寓話の作りはShyamalan節全開。
よく考えると全部むちゃくちゃに思えるけど、
物語を付与することで乗り切ってしまう、
その胆力が彼の一番かっこいいところな気がする。
見終わったあと、Podcastの音源を編集したり、
shownotesをまとめたりしているといつの間にか夜はふけていて、
ゴッドタンのトリオ愛確かめ選手権に爆笑して心地よく就寝。

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