2011年7月17日日曜日

悪人



去年の邦画でかなり話題になってた悪人。
宇多丸師匠の年間ランキングでも上位だったので期待して見ました。

前半は相当好きです。妻夫木君の予想を大幅に超えるヤサグレ具合。
満島ひかりの嫌な感じ。深津絵里のやり切れなさ。
ヒーローショーに通じる何とも言えない閉塞感がたまらなく好きでした。

問題は後半で、柄本明の演じる娘を殺された父が独白(?)みたいな感じで
最近の若者は云々みたいなくだりがあって。
そこまでかなり丁寧な作りなのに、そこから急に雑なんすよね。
年配者が言う若者への紋切り型の小言。
そのシーンがかなり気になって嫌でした。
この映画にそれ要る?みたいな。
そんなん入れるんやったら、
深津絵里の心象変化をもうちょっと具体的にして欲しかったっす。
最後の顔Endingで挽回されることはなかったなー


でも、この映画の妻夫木君は一見の価値あるんで見てない人は是非!

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