2023年4月26日水曜日

2023年4月 第3週

Reaching Out by Spray

 いつもAOMG mixや自身のYoutubeチャンネルで公開しているミックスが最高な漢、Sprayのアルバムがリリース。めちゃくちゃ完成度が高いし音楽のインプットがアウトプットにきっちり反映されているんだなと感じる作品。先行シングルは2曲ともバラードだったものの、アルバムには正統派ブームバップも入っていて、なおかつそれがDON MALIK & Kid MilliとLeellamarzというのがアツい。が、本作のハイライトはMVにもなった”Mans Like” 超絶ブチ上がり系ヒップハウスで曲レベルだと今年1、2を争うくらいに好きだった。なんでMVがこんな回転数低いのかマジで意味不明。

FLEEKY SEASON by Lil Moshpit & Fleeky Bang

 SMTM11で一番ブレイクしたFleeky Bangが初めてまとまった作品をリリース。彼はUNEDUCATED KIDが作ったDIRTY PLAY RECORDSに所属することが発表されている。しかも本作はGroovyroomのHwi-minのソロ名義であるLil MoshpitとのコラボEP。ということで完璧なお膳立ての元、とてもかっこいい作品となっていた。ドリルのラッパーで短命に終わるのを避けるためかトラップのビートもあり作品として考えられているし、H1ghr人脈での客演もありバラエティ豊かな仕上がり。Lil Moshpitのビートは前作のアルバムでも超ヤバかったけど、今回もdopeなビートだらけで最高。それに呼応するようにFleeky Bangのフロウも変化しているし、フックで歌っていたりして引き出しが増えていた。一番好きな曲はSMTM11で同じチームだったGONEISBACKもビートに参加している”The Sun” 言ってしまえばトラビスなんだけど、この完成度の高さは上がらざるを得ない…

¥OUNG MIGUEL by ¥OUNG ARM¥ & KUYA MIGUEL

 先日出たアルバムも最高だったKUYA MIGUELと¥OUNG ARM¥によるジョイントEP。西海岸のGなスタイルがやっぱり最高。4th coast がウェッサイなのか。アルバム内の1曲でこういうテイストの曲をやっているケースあるけど、EPとかアルバム全体でスタイルを突き通しているケースをあんまり聞いたことがなく新鮮だった。好きな曲は大ネタを新たに調理した”Shake It”

No Idols by Domo Genesis & The Alchemist

 ハードワーカーすぎるAlchemistが次にタッグを組んだのはOdd future系列のDomo Genesis。『Genesis』以来聞いていないなと思ったけど、コンスタントにリリースはあり去年はアルバムも出している。あとTylerの新しいアルバムにも参加していたのが記憶に新しい。ゴリゴリのアルケミビートでスピットする系でとてもかっこよかった。ゲストがとにかく豪華で同じアルバム内にTylerとEarlがいるって何年振りよ!という話だし、残りのメンバーも渋いメンツでザ・ラップアルバムとなっている。Larry Juneのも最初聞いたときはまたこのパターンかと思ったけど結局聞きまくっており、やっぱアルケミのビートはマジックがある。好きな曲は”Me and My Bitch”

Hot Shot: Gangsta Grillz by G Perico & DJ Drama

 またDJ Dramaかよ感がハンパないが、これが2023年のG FUNKって感じでめちゃくちゃ好きだった。どの曲もビートがとにかく好きで808のドラムの上にサックス、トランペットの上ネタが最高に心地よい。こういうインスタントなムードの上ではDramaのシャウトが映えて、あの頃のミックステープを思い出させてくれるので良かった。好きな曲は”German Engineering”

A New Thing by Madison Ryann Ward

 LIDOが1曲目をProduceしているらしく、それで知った。王道といえば王道のポップスなんだけど後半のブレイクビーツ主体の曲の多さにアガった。しかも22曲67分という構成もCDかよ!的なボリュームで良い。あんまり詳細がネット上にないのだけども、朝の準備するときに大変お世話になった。好きな曲は”Unknown”

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