2019年11月26日火曜日

2019年11月 第3週

11月18日
週明けからテレワーク。音楽聞きまくり。














人に横から仕事を邪魔されないので、
データ整理や背景理解など
集中を要する仕事をするのに快適。
週末に仕込んでいたおでんを夜に食べた。
いろんな具を入れたから、
それぞれの出汁要素が合わさって超美味しくなっていた。
おでんって作る前までは準備とか面倒だけど、
仕込みを手抜かずに丁寧にやって、しっかり煮込んだら、
美味しくなる料理なんだなと思った。
この冬のあいだに何回作れるだろうか。

11月19日
バスキアの展覧会がとてもinspiringだったので、
バスキア読本を買って読み終えた。


バスキア・ハンドブック

ブルーシープ (2019-09-30)
売り上げランキング: 81,784



美術系の本は大判であることが多いと思うけど、
ポケットサイズの小さな本で
気軽な気持ちで絵に接することができて良い。
なんとなく開いて絵を眺めるだけで元気がもらえるから。
日本だとZOZO社長が購入したことで
言及しづらくなっていると思うけど、
あの絵はとくにエネルギッシュ。
バスキアの歴史やバスキアと批評の関係など、
合間に挟まれるので読み物としてもいい。
クリエイティブな気持ちを盛り上げたいとなる、
ふとしたときに読みたい。

11月20日
品川駅でいつもと逆側の扉が開いて
まさかと思ったら高輪ゲートウェイ駅を通った。
前は遠くに見えていて結構できてきたなーと思ったら、
もう通過するようになっていた。
どのくらい通勤時間が変わるのだろうか。
こないだ作ったおでんをタイガーの
スープジャーに入れて、
お弁当として持参して食したら、
たまごに味が沁みまくりで美味しかった。
Green Assassin Dollar とrkemishiによる
owlsのアルバムを昼休みに聞いたけど、
全然ピンと来なかった。
舐達磨とGADのコンビネーションを味わったあとでは
何もかもが霞んでしまうように思える。
続けてJUMANJIも聞いたけど、
こちらもあまりピンと来ず。。。
90sリバイバルではあるけど今のノリを乗せないと、
ただの温故だけになってしまう。
とここまで聞いた後にNF ZESSHO×aru-2のアルバムを聞くと、
その完成度の高さは群を抜いてて、
結局毎日のように聞いている。
今年ベスト枠にまで上がってきた。
色々聞きながら昼休みに散歩するのが日課となる中、
紅葉やイチョウ並木が綺麗だったので撮影した。





今日は飲み会の予定だったけど、
友人が風邪を引いた家族の看病で行けないとのことでリスケ。
そういうの聞くと自由な生活してるなーと思う。
飲み会がキャンセルなったので、前から食べたかったドミノピザの
Newyokerを発注して食べた。
オーソドックスなザ・ピザ!って感じで美味しかった。

11月21日
図書室/岸政彦を読了。


図書室
図書室
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岸 政彦
新潮社
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表題の図書室と給水塔の2篇を収録。
図書室は記憶の奥深くを呼び起こすような内容で、
物語に照らし合わせながら、
子どもの頃の友達のことを考えたりした。
その当時は濃密な関係だったにも関わらず、
今はまったく連絡を取っていないことは
往々にしてあると思う。
しかも女性が主人公でこれ2作目なんだけど、
いきなり本格派右腕みたいな小説になっていて、
ふわふわした気持ちのまま給水塔読んだら、
いつもの調子で好きな感じだった。
給水塔は図書室と同じように自分の人生で
通り過ぎていった人に思いを馳せるエッセイ。
アルバイトしてたときの同僚という
この絶妙な距離感が個人的に好きで、
連絡取ることはないけれど、
おそらくお互いは信頼しあっているみたいな。
何て言えばいいのか分からないけれど、
テンポラリーな関係が持つ刹那感かな?
それは思い出の中でも輝きやすい性質だと思う。
大学生活で色んなアルバイトしたけど、
その中でも心斎橋大丸の本屋で
美術品の警備のバイトしたとき、
1週間しかいない僕にめちゃくちゃ
優しくしてくれた人たちのことを思い出したりした。
大阪という土地はステレオタイプな語り口が多い中、
1つの街として見たときの魅力について語っていて、
こういう小説、エッセイをもっと読みたい。
そしてエッセイにあった以下のラインは
忘れないで生きていきたい。

ふだんどれだけ荒んだ、腐った、
暗い穴のようなところで暮らしていても、
偶然が重なって、なにか自分というものが
圧倒的に肯定される瞬間が来る。
私はそれが誰にでもあると信じている。

11月22日
Winter is comingで急にめっちゃ寒い。
出社するとネームボードが撤去されていた。
表裏が赤白のマグネットで
出社と退社のときにひっくり返すやつ。
スケジューラーありきの今、
なぜこんな前時代的なものがあったのか
謎だったけどいざ無くなるとなると寂しいものですね。
午後から延々と会議で、
とりとめもない話が続いて疲労困憊だった。
帰り間際に上司と話していて
普段標準語なのに急にめっちゃ大阪弁で
話されてちょっと驚いた。
なぜなら僕も同じように思われているのかと思ったから。
これも岸政彦が言うところの
語られにくい少数派の大阪の話な気がする。

11月23日
アマチュア8耐というイベントに行くため恵比寿へ。
カレー食ってコーヒー飲んでイイ感じに仕上がったので、
会場についてみるとギチギチの満杯。
どんなイベントかというと、
pekoくんが8時間ひたすら日本語ラップでのみ、
DJし続けるというもの。



日本語ラップが細分化がとめどなく続く中、
ひたすら追いかけている男の凄みがそこにあった。
Bach Logic Produce縛りの時間があって、
ひたすらにクラシックの連続でぶち上がりだったんだけど、
そこでいかにBLがヒットメイカーなのか、
選曲で痛感させたのち、自分たちの曲である、
トラボルタカスタムをぶっ込んでくる。
こんなことできるのは彼しかいないし説得力が異常だった。
Jackin’ 4 beatsメドレーも圧巻で、
あの順番でかける人はいるかもしれないけど、
曲変わるたびにZeebraの煽りを入れる丁寧な仕事っぷりだった。
ずっと日本語ラップを聞き続けている人間なので、
記憶の蓋が開いていき、曲を聞いていたときを思い出して、
なんともいえない気持ちが去来しっぱなしだった。
延々と飲みながら曲について、
あーでもない、こーでもないと語ったり、
フロアで聞いたりしているうちに
あっという間に8時間が経っていた。
これだけやって、まだまだかけていない曲があるというのは、
それだけ日本語ラップ自体の幅も広がり曲数も増えたということ。
この状況においても日本語ラップのDJも少ないし、
パーティーも少ないというのは欺瞞というか、
過去に申し訳ないとが突きつけた
歌詞分からずに曲かけてるの、踊っているのどうなん?
という問いについて久々に考えることになり、
自分の英語力とかそっちまで思考が広がって行った。
帰りに後輩と天一で管巻いてから帰宅。長い1日だった。

11月24日
青山まで結婚指輪の修理しに行った。
最初買ったときに比べて、指がむくまなくなったからか、
ゆるゆるになってしまったので1つ小さいサイズに
落としてもらうことにした。
こういったアクセサリーを身に着けるような人生ではなかったので、
身に着けて生活すると新鮮な感じである。
青山ふらふらしたけどレストランから漂うinstagram感に圧倒される。
要するにキラキラしているってことなんだけど、
写真を撮られるのを待っているかのように見えてしまう。
そしてRXで写真を撮っている自分…
パニーニを食べてから渋谷まで歩いて移動すると、
渋谷の景色があまりにも変わりすぎて全くついていけなかった。
ビル、ビル、ビル、ビル。資本主義の塊。



話題のnewパルコの横も通ったけど入るのにまだ並んでいた。
disk unionでQNのアルバムをゲトり、
TSUTAYAでアーカイブ用に日本語ラップのCDを借りてから即帰った。
帰りに品川で乗り換えたときに伊豆の踊子と遭遇。
圧倒的な昭和感だった。

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