2019年11月18日月曜日

2019年11月 第2週

11月12日
旅行明けで身が入らず。
午前中にメールチェックして、
午後からセミナーを受けて直帰。
これでいいリハビリになった気がする。
お土産で買った海ぶどうを使って、
贅沢に海ぶどう丼で晩ご飯。
今日聞いていたのは、
The Juice, VolI/Emotional Oranges
こないだ来日公演していたのだけど行けず、
それを後悔するぐらいナイスなEPだった。
正体不明の男女DUOとして売り出されていて、
前作のvol.1もかなり好きだった。
ディスコギリ手前のR&Bみたいな。

11月13日
Moon Trip Radio/Clams Casinoで出社。



ぶっとくて強いビート。世界がブレない。
ヘッドホンで爆音で聞くと、
色んなところから色んな音が聞こえてきて
インストでも耳がグッと持ってかれる感じ。
己の世界観が強いビートメイカーは最高。
それを聞きながら。夫婦茶碗/町田康を読了。

夫婦茶碗 (新潮文庫)
夫婦茶碗 (新潮文庫)
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町田 康
新潮社
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今年も残り少ないけど、
町田康なるべく読みたい気持ちで読んだ。
フリーキーな文体で日常からの飛躍を描いていて、
そこがとにかくオモシロい。
あと関西の言葉のオモシロさが
東京に長い時間いるので、昔よりは客観的に見れて、
改めて興味深く読めるのも良い。郷愁。
「うるおいのある生活」という言葉も好きだった。
わざとらしく振舞っても生活にうるおいは生まれない。
冷蔵庫での卵の並べ方のエピソードが最高で、
余った卵を手前に並べるのか、奥に並べるのか。
卑近な世界からの飛躍の象徴のような話だった。
自己啓発のように即効性はないとしても、
家で卵を並べるとき、このくだりを思い出すと
日常が少し豊かになると思う。それが小説。
最後に付いている筒井康隆の解説が秀逸で、
町田康が主人公を演じていて、
さらに語り手までにリーチするかどうか。
日記もあるし小説もあるし、
しばらく飽きずに楽しめそう。
ずっと後回しにしていた、
ADVISORY/KANDYTOWNを昼休みに聞いた。



それぞれが色んなキャリアを歩んだ結果、
全体に一段レベル上がってのアルバムになっていた。
今回はHolly Qを大きくフィーチャーしたことで
グループとしての幅がグッと広がっていた。
とはいえKEIJUが頭1つ抜けていて、
特にLocal Areaのバースはぶっちぎりでかっこいい。
ZEEPのワンマン行けば良かった…
昼休みに植本一子の文庫を買って帰りに読んでいて、
あれ既視感あるなと思って家に帰ったら単行本買っていた。
こういうこと今まで一度もなくて、
記憶力に自信持ってたのに老化が始まっているのかと思う。
とはいえ今読むと新鮮なこともあり楽しい。
てか2010年がもう9年前だなんて…I can’t believe.

11月14日
Ylang Ylang/FKJを聴きながら出勤。



メロウさで今この人に勝てるProducerがいるのか?
という完成されたかっこいいサウンド。
1人で作り上げているというのがカッコ良さに箔をつけている。
フィリピンで発電機持ち込んで作ったらしい。
自然と調和しているということなのか、
グルーブよりも繊細な音楽に傾倒していて、
タイトル曲がもろにそんな感じで、
個人的な最近のモードと一致していて好きだった。
昼休みの散歩中にAKIRA/NF Zessho x Aru-2



良い意味で何度でもスルッと聞けるアルバムで素晴らしい。
JJJ、Kid Fresinoあたりのラップを想起させるけど、
そこほど抽象性が高い訳でもなく、
グッとくるリリックが多い。
そのリリックと超エモーショナルなトラックの
コンビネーションが好きだった。
30分強だけどアルバムというフォーマットは
やっぱり大事だなぁと思う。おじさんなのか。
好きだったラインを引用しておく。

他人を否定するたびに生き辛くなって
他人を肯定するたびにBitchになる

仕事であまりにもムカつくことがあって、
なんでムカつくのか、そもそもこちらに非があるのか、
これは善意なのか?などを考えながら仕事をしていた。
人の仕事にちょっかい出してくるの、
本当に余計なお世話だ馬鹿野郎ということに落ち着いた。
いや何も落ち着いていない。
早めに退勤してKITTEの地下でつけ麺食ってからの、
Once Upon a time in Hollywood を
TOHOシネマズシャンテで鑑賞。



映画館へのモチベーションが日々低下する中、
結局タランティーノの新作を見落とすほどの
体たらくっぷりな最近。
神の思し召しなのか、10分 extended verが
新たに上映されるとのことで駆けつけた。
前半マジで退屈だな〜とウトウトしつつ見てて、
シリアルキラーのアレな展開になってからは
完全に引き込まれてラストシーン、
頭しびれまくりで笑いが止まらなかった。
見終わってから急に前半部分が愛おしくなって、
もう1回見たい気持ちになっている。
伏線があるとかどうでもよくて、
だらだらした時間が映画にあってもいいじゃない、
意味のないことが実は大事かもよと。
見ているあいだは早く次進めよ!
と思っていたけど見終わったあとだと、
結末を知った状態で前半を見るのは
相当楽しいのではないかと思わせてくれる。
家でビールとピザをキメながらダラダラ見たい。
音楽が大事な要素になっていて、
60’s musicが延々流れていて、
それがしかもカーステレオからというシーンが多くて、
ドライブの気持ち良さが
これでもかとスクリーンに滲み出てる。
去年LAに行ったとき、
もっと現地のラジオ聞けば良かったと後悔した。
もし次行くチャンスあればトライしたい。

11月15日
Lift Off/BADHOPを聞きながら昼休みに散歩。



このproducerの並びは本当に圧巻で、
USのトッププロデューサーが
1枚のアルバム、EPに集結しているの見たことない。
日本でよく見るのはコラボレーションというよりも、
金で買ってきたとか、コネとかで実現したものが多い。
今回の企画ではプロデューサーとBADHOPが
同じスタジオに入り、お互いについて知った上で、
曲を作っていく過程がSNSから垣間みえた。
信じられない景色の連続でHIPHOP好きなら興奮するしかない。
(家に帰って見たドキュメンタリーは
さらに色々見れて興味深かった。)
好きだった曲はMetro BoominとのDouble up
Wheezy & TurboとのForeign
HIPHOPはマスタリングの音楽だというのは
誰の言葉か忘れたけど、
今回のEPで気になったのは音のしょぼさ。
イヤホンで聞くとそこまでだけど、
ヘッドホンで聞くと明らかに物足りなく。
もっとパキッとした音像であって欲しかった。
とはいえあれだけ豪華なプロデューサーを用意したら、
予算が限られていて、音はこんなものなのだろうか?
この延長戦でアルバムが出て最強の仕上がりにになることを期待。
帰宅後、Bioワインとトムヤンクン鍋で夕食。
無印で買った鍋の素で作ったけど美味しかった。
ご飯食べてからCOCOLOROOMの
peko X 韻シストBANDを見た。



友人だからという訳ではなく、
混じりっ気なしでかっこいい。
気持ちいいライミングと練られたリリックと
バンドとのセッションが沁みる。
黒衣の曲、新曲(?)など。
中でもThe Boy Flies In The Midnight
Bボーイ賛歌としてもっと評価されてほしい。
哀愁蹴り飛ばしてまた来週!いつのまにか寝ていた。

11月16日
早めに寝たので早めに起床。
奥さんは食器を買いに出かけたので、
その間に家事をもろもろこなしたり、
まだ、結婚できない男を見たりしていた。
合流してお昼ご飯食べるかとなり、
ググってたらスリランカカレーを発見して、
そこに行ってみたら超ナイスな店だった。
カレーはめっちゃ美味しいし、
デザートにコーヒーまで付いて至れり尽せり。
給仕をお婆さんが1人で切り盛りしていて、
奥でスリランカの人が料理しているという構図が
あまり見かけない風景でそれも興味深かった。
リピート確定案件。
無印良品週間なので無印寄って、
オックスフォードシャツを購入。
会社に着ていくシャツを
すべてこれにしてしまおうと思っている。
YoutubeでFourtetのRadioでのmixをかけながら
ブログ書いたり、料理していた。



So sick/Ne-Yoのハウスリミックスが流れて、
この辺りの感覚というかダサくないギリギリのラインで
さらっとかけてしまうのがかっこいいなと思う。
KH 名義のNelly Furtado使いも同じラインで
今年ブチ上がったトラックの1つ。



Prime videoで色々アップロードされており、
日々退屈しないことになってきた。
見始めたのはModern LoveとThe Man In High Castle S4



Modern Love はSing Street、Begin Againなど、
いわゆる甘酸請負人がドラマに進出ということで
1話目見たらいきなり上質な仕上がりに超満足。
ビンジで見るというよりも1話ずつ
丁寧に毎日見たいと思わせる作品になっていた。



一方のThe Man In High Castleは
時間空いたけど復習シーンを用意してくれていたので、
すっとドラマに入っていけた。
そしたらいきなりキーパーソンが…
第二次世界大戦の勝敗が逆転していたら、
というif の物語なんだけど、
そこを通り越した時空系Sci-fiの世界に突入していた見応え十分。
Amazonのオリジナルコンテンツも充実してきている。
毎日噛み締めながら見たい。

11月17日
アイロンかけながら時効警察、ゴッドタンなど。
時効警察は勝手にふるえてろの大九監督回で、
芸人の空気階段をフィーチャーする大胆な内容で楽しめた。
色んな都道府県でお笑い芸人が子どもの前で
怖がられたり、スベったりするシーンで爆笑。
時効警察があるおかげで少しは心が平穏である気がする。
(完全に気のせいかもしれないことは承知している。)
去年買ったコートが1年着ただけで毛玉だらけになったので、
川崎ラゾーナまで行ってコートを買った。
週末の川崎駅周辺はたくさんの人がいて、
この街ですべて事足りるから、
来るたびにやっぱり便利やなーと思う。
夕食は午前中に作ったポークビンダルー
肉のハナマサのルーをベースにごぼうとたまねぎで作ったら、
めちゃくちゃ美味しくなった。
久々に定期的に作りたくなる感じで良かった。

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