2月15日 slowthaiとSmokepurppの新譜を聞きながら仕事。slowthaiは先行でMVも出てたA$AP
ROCKY,
Skeptaとの曲が好きだったけどアルバムは二部構成になっていて後半のメロウサイドもかなり良かった。Smokepurppはめちゃくちゃ現行モードの流行りのヒップホップって感じでこういうの聞くと元気は出るのだけど繰り返し聞く感じではないのだよな。
Lil Boiのdingo
freestyleがアップロードされてラップうまうまスキルがこれでもかと出てた。SMTM9の曲もふんだんにやってくれて満足。
On Air/Creditはやっぱり別格に好き。
2月8日 Hardy/Babylon
がめちゃくちゃいい。全然知らなかったけどfeat勢がJay Park, Kid
Milli,Coogieとか豪華だなーというのとSMTM9関連の人がめっちゃ参加している。LayoneとLee
Young
Jiは決勝で披露した曲のコンビだし、Untellもファイナリストやし、さらには18分強のマイクリレー曲で多くのSMTM9参加者がしている。この10分超えのマイクリレーは韓国でよく行われていて、ラップ好きからすると最高に楽しい。同じトラックでどんなアプローチするのか。ただこういう作品性の高いアルバムでぶち込んでくるところがイカツイな〜と思う。Babylonは元々アイドルだったけど兵役終了後インデペンデントに音楽活動を始めたらしく一度レーベル契約してるものの今作も自主レーベルからリリースされている。
The
Weekndのスーパーボウルのハーフタイムショーを見る。オルタナR&B的な立ち位置で出てきて一気にスターダムまで駆け上がったところまで見ているので感慨深い。歌って踊るマイケル・ジャクソンっぽさまで感じさせる圧巻のステージングでかっこよかった。特にセルフィーモードに切り替わって仮面人間が大量乱入→フィールドへ放出のくだりが好き。ランダムに暴れているように見せかけつつもマスゲームとしての振る舞いを忘れないところにプロ意識を感じた。
DRAMA/BLOOのBehind the
scenesがリリースされて冒頭にLoopyとスタジオにいる姿が。コメント欄にもあったけどREMIX出たらアツい。BGMで流れているのが同曲別アレンジというアイデアは新鮮だった。あとLil
Boi×MiraniというSMTM9な組み合わせのMVがYoutubeで公開。音楽ストリーミングサービスにはないみたいで早急にリリースして欲しいくらいめっちゃいい曲。
Khundi
PandaとDSELが所属する30というクルーのアルバムがリリースされたので聞いてみたら、いわゆるノンクオンタイズ系後ろノリビートでめちゃくちゃ好きで毎日聞いている。Dilla,Madlib系のサウンドもあるし、Griseldaのような最近のNYっぽいサウンドもあって聞いてて飽きない。さらにこのタイプのビートで展開をちゃんと用意しているのが新鮮。そういったビートに対するラップのフロウの気持ちよさよ…ほとんど英語がないので完全に語感でしかないけど。一番好きだったのは”Sheer
Hail”という曲。このタイプのビートでギターソロ展開って!という驚きがあった。KanyeのMBDTFの"Devil
in a New Dress" を思い出した。底無しな韓国のHIPHOP All day.
BigNaughtyの新曲がWonsteinをfeatに迎えるという最高の曲。メロウ系好きなので、この2人が一緒に曲やって嫌いになるわけがない。あとDingo
FreestyleにSMTM9勢が登場。Rose De
PennyのWinwinのバースめっちゃ好きなので嬉しかったしMunchmanがAchoo歌ったあとに「Go
choo〜」と言っていてオモシロかった。
旧MKIT
RAINのBLOOが新曲のDRAMAをリリース。かなりエモーショナルな曲で好き。
歌詞とMVの内容的にはラブソングなんだけど捉えようによっては、いやかなりの確率でnaflaに向けているのではないか?と思ってしまう。(過剰なキスシーンの量も照れ隠しな気がする)”We’re
living in a
drama”でこの超エモいトラックなので人生の刹那的サムシングを感じてウルルだった。どうやらレーベル名を鞍替え(?)してUNCUTPOINTという名前になった模様。LoopyやOwenもいる。これからどうなるのか。
和田誠による表紙がキャッチ―さで気になりつつ、5巻しか本屋とか古本屋で見ないなーと思ったら「No.5」という意味で5巻という意味ではないことを最初にお伝えしておきたい。読むのは2作目でジャンル分けするならSFなんだろうけどかなり独特の作風。これだけオリジナリティの高い作風があるからこそ死後何年経っても有名なのだろうなーと思わされる作品だった。 ざっくり説明すると私小説+時間空間横断SFという構造。著者が第二次大戦でドイツのドレスデンという街で体験した空襲をベースにしていて、1人の主人公が生きた様々な年代を並行して描いていく。この並行というのが第三者視点で並行という訳ではなく主人公が自覚しているところがポイントで、要するに主人公はタイムスリップを当たり前に受け入れている。なぜなら異星人に誘拐されたから。ぶっ飛んだ設定なものの各時代ごとに描いている内容は真面目というか人類が戦争にいか振り回されているか描いているのでオモシロかった。ドレスデンにおける爆撃の壮絶さを主張するために広島の原爆よりも酷かったと書かれている点が日本人的には引っかかると思うけど、その辺りは訳者あとがきで細かく解説されてい納得した。 厭世観が全体に漂っているのも特徴的で過去も現在も未来もすべて等価だと考えているので1つ1つの事象に執着しておらず「そういうことだ(So it goes)」と受け入れていく。これは辛い思いをしたときに行うある種の処世術のようにも思えた。思考停止とニアミスだけども…ただそんなときこそフィクション(嘘)こそ必要なんだと以下ラインから著者の思いを感じた。