2021年4月14日水曜日

サブリナとコリーナ

サブリナとコリーナ/カリ ファハルド=アンスタイン 

 西加奈子の裏表紙コメントに惹かれて読んでみたら、とてもオモシロかった。著者はチカーノ系でデンバー在住らしい。多くのアメリカの小説や映画を見てきたけど、この組み合わせの風景を見たことがなく新鮮だった。デンバーと聞くとなんとなく山間部みたいなぼんやりしたイメージしかなかったけど、ここにもジェントリフィケーションの波が訪れていて、その風景が何度も出てきたので生まれ育った筆者としては相当思うところがあるのだろう。
 本作は短編集でどの話もハズレなしでかなり完成度が高い。そして本作の最大の特徴はどの短編も女性が主人公で、しかもそれが大体二人という点だと思う。友人、家族とさまざまな女性同士の関係性を描きながら、その結果として男性の不在を描き出し彼女たちが社会でストラグルする姿がカッコよくて魅了された。物語として大きな展開はそこまでないものの何気ない風景描写が多く、生活がそこにある感じがしてぐいぐい引き込まれる。個人的には「ここで終わるの?」みたいな断絶タイプのオチが好きなんだけど、この作品はドヤ感を抑えつつ良い雰囲気でしっかりオチがついていて好きだった。これは訳者の方の力だと思う。全体にかなり読みやすい訳でもあった。
 タイトルになっている「サブリナとコリーナ」は傍若無人だったあいつが自死してしまったその後と過去の関係を描いている作品。よくある設定だけど人物描写が丁寧でまるで映画を見ているようだった。好きだったのは「チーズマンパーク」という短編。カルフォルニアからデンバーへ出戻りした女性が階下の女性と仲良くなっていく過程が微笑ましいなと思っていたら思ってもないエンディングを迎える。愛されたり、愛したりの関係について短編でこれだけ考えさせられる点がオモシロかった。最後にその短編から引用しておく。

「世界が変わったのよ。あんまり差し迫った感じがしなくなって、なんとなく広がって、そしてあたしは、愛されてるのだろうかってことをあんまり気にしなくなったの」 

2021年4月12日月曜日

2021年4月 第2週

4月5日
 Geraldparmanのアルバムを聞く。去年インスト2枚を聞いていてついにラップ入りのアルバムがリリース。シングルで出たNF ZesshoとのUtopiaのメロウな感じがむしろ例外でわりかしハードコアチューンの割合高い。なかでもベゲfastman人とのfast fastがドリルでめちゃくちゃかっこいい…こないだのKOK2020でMaijiがかっこいいなーと思ってたけど、Maijiをはじめとしてベゲfastman人、音源めちゃくちゃかっこいいやん…その流れで同じ日に出た彼らのEPも聞いた。もう好事家の方々はチェック済みかと思いますが今年来そう。


 あとQNがfeatしてる流れで知ったRiku OSHIMAのEPがめっちゃいい。サンプリングサウンドで歌もラップもいける。歌の方が粘り気ありつつスタイリッシュなファンクって感じで超いい塩梅で聞き飽きない。宇宙をコンセプトにしたスキット含めた構成も見事でショートムービーを見ているような感覚だった。気になって去年出たアルバムも聞いたら、そちらのクオリティも高かった。過小評価すぎる。とはいえ他人の評価とか再生回数とか気にせず自分の好きな表現をしている雰囲気があって、こういうアーティストにたくさん出会いたい。


4月6日
 大所帯のチームになったこともあり自己紹介しましょうと3時間×3日の時間をかけるって正気の沙汰ではない。顔を出さないと大切なことは伝わらないので、ビデオ会議で画面いっぱいに映るおじさんの顔顔顔。全員内職してると思う。
 夜、ベトナム料理で外食。何を食べても美味しくてマジ最高。ただめちゃくちゃでかい声で話すおじさん3人組がいて、それが結構ストレスになっていてアフターコロナな感覚。

4月7日
 仕事終わりに超久しぶりに美容院。ボサボサの極みだったので、このままでは自己紹介の顔出しでまずい展開になることを忖度した。超短髪にしてスッキリ。あとはボーボーに伸びた髭をどうするのか?そのあとブックオフで15冊本を売ったら350円だった。メルカリで1冊300円で売れば最低100円は利益でるから、それみんなメルカリするわなという気持ち。
 SMTMで一躍有名になったmiraniの新曲がリリース。h1ghr musicからのリリースかと思いきやGroovyroomが作った新しいレーベルからのリリース。ダブルシングルで両方ともポジティブな感じでかっこいい。アルバムが今からとても楽しみ。

4月8日
 5lackの新譜がめちゃくちゃかっこいい。過去2作が助走で本作が完全なる決定打。USのヒップホップのオマージュが良くてPharsydeのRunnin'のイントロのリフっぽいメロディや完全にネプチューンズ/ファレルサウンドもあったりチャノ風のゴスペルもあったり。そして一聴して聞き取れるリリックのオモシロさ。USのヒップホップと断絶することなくなおかつ安易なモノマネではない日本のヒップホップで、ここまでかっこいいのは今までなかったのでは…?というくらい全曲ハズしなし。今のところ今年ぶっちぎりのベストだし、このアルバム超えるようなの出てくるのか?

4月9日
 日本のヒップホップにアワードやクリティックによるベストなどがないから、門外漢の評価に辟易とするわけで、カルチャーを作り上げる努力をプレイヤーではない人がしなきゃいけないフェーズなのかも。 とアジカンのゴッチの音楽アワード見てて思った。BIMのアルバムが受賞することはよく分かるというかヒップホップの枠組みでは評価しきれないところを救う意味では機能していると思う。ただMOMENTのアルバムは自分はこう思うと言わないと評価が難しいアルバムだし、日本人が「何も言わない」ことを批評しているアルバムなのに「何も言わない」コメントになっているから、これは怒りを買うのも分かる。単純にwokeの目配せなんじゃねーの?と勘繰る彼の気持ちも然り。

4月10日
 SIMONのTRYという曲のMVがエモすぎて…ここに日本のヒップホップの1つの歴史がパックされていると言っても過言ではないしリリックがそれを踏まえて次に行こうという内容なので胸が高まる。これこそ俺たちが大好きなワンスアゲインもの。ここ最近良いものに巡り会ってなかったけどこれは最高峰。ヒップホップがスワッグだけではなくて気持ちを鼓舞してくれる。


 不動産契約ではるばる埼玉へ再び馳せ参じる。いよいよかーという感じが高まる。周辺散歩していたらクラフトビールのお店があってこれはめちゃくちゃポイント高い。
 帰りにNO.1 Favroiteなもつ焼き屋をのぞいてみると、空いていて大きな声で話そうな人もいなかったので入店。久しぶりに極上レモンサワーとモツ料理で超満足…これが食べれなくなるのは名残惜しい。

4月11日
 家でだらだらしてたら奥さんが自転車をサクッと買って帰ってきた。人が買うのを見ると自分のも欲しくなる。しかし散財は禁物ということで前から欲しかった自転車のスタンドだけ通販で買って物欲霧散。夜はNO.1 Favroiteなスペイン料理屋へ。どれも死ぬほど美味しかった。そして横のOL2人のトークがバカリズムが演じるOLみたいで思わず聞き入った。「今までどんな恋してきた?」

2021年4月5日月曜日

2021年4月 第1週

4月1日
 新年度スタート!とはいえ何か新しいことは特段なく粛々と仕事していた。情報管理がめちゃくちゃ大事な仕事なのにそこがぐしゃぐしゃのまま進んでいくことが多いので、その辺を先導とって整えていきたい一年です。
 Guapdad 4000&!llmindの新譜が調子いい。 2人ともフィリピン系アメリカンでタイトルの1176はGuapdad 4000の育ったオークランドの番地らしい。今作は88risingとの合弁会社Paradise Risingからのリリースで、この会社はフィリピンのアーティストをサポートしていくらしい。英語圏で容易にUSへ持って来れるからというのもあると思うけど、こんな動きがあるのだなーと勉強になった。それはともかく最近のシンギンラップの中ではメロウで聞きやすいしトラックが好みなのも大きい。再生したことツイートしたら本人がRTするというUSのアーティストらしくない対応しててビビった。

4月2日
 C.O.S.Aの新譜で1日がスタート。ラップだけでここまで聞かせられるラッパー今どれだけいるだろうか?めちゃくちゃ最高だった。タイトル通りFeatが多くて、中でもhomarelanka, WELL-DONEというニューカマーが輝いていて感動。知らないかっこいいラッパーはまだまだいるのだなと。KMがここでも2曲提供で本当に縦横無尽の大活躍とはこのこと。クオリティも落ちないからすごい。一番FavoriteなのはDevin Morrisongがプロデュースした「Lyfestyle」という曲。
 

4月3日
 今年初めての野球観戦@東京ドーム。観客数は1万人に絞っており、席同士の間隔も担保されている。飲酒も解禁されていてほぼ通常営業だった。あいかわらず球場で野球を見るのは楽しい。勝ち負けではないところにオモシロさがあると健康的に見れる気がする。こんなこと言ったらスポーツファンの人に怒られそうだけど…かなりガチ勢がたくさんいる席だったようで、お客さん同士が挨拶しあっていて謎のコミュニティがそこにあった。その中でも目を引いたのは二人のおじいさん。飲みながらマスクを外して大きめのボリュームで会話してるものの、明らかにカタギではないので誰も注意しない。一度警備員の人がきて注意したら怒鳴り散らしていてやはりという感じ。で、チャンスのときに手を叩いているのをぼーっと見てたら中指、薬指がないことに気づく。本当に野球場は多様性の塊で1つの球団のファンであるという共通点をもとに集った人たち。こんなこともあるのかと驚いた。最後なんとか負けを逃れる同点タイムリーが出たとき、そのおじいさんはとてもチャーミングな顔で皆と喜んでいた。 ホントThat's life.
 夜、Drive to survive S3を見終えた。2020年のシーズンはコロナの影響もあるし、2021年に大幅なドライバーの入れ替えがあることもあって見どころ盛りだくさんだった。ほぼ全レース見ていたけど知らないことも多くて勉強になった。もともと人間関係に大きくフォーカスした内容でS2は特に意地の悪さが目立ったけど、今回はかなりいいバランスなのも好きなポイント。好きだったエピソードはペレス、ガスリーの優勝エピソード。メルセデス、レッドブルの二強が際立つ中でアンダードッグが勝ち上がる瞬間は最高に気持ちが盛り上がる。F1でいえばホンダ特集のBSで放送されたドキュメンタリーもオモシロかった。ホンダのエンジン開発の現場の雰囲気や当事者のインタビューがたくさんあって楽しめた。これぞエンジニアリングやなーって感じ。作った人はおじさんなんだろうなーと思わせるフォントなど、洗練されてない具合が逆に胸アツというかF1への愛に溢れていた。

4月4日
 奥さんが映画を見に行ったので家でひたすらダラダラ。怠惰の極み。迷走生活の方法を読了。小気味良いテンポで知的好奇心を満たしてくれるエッセイだった。とにかく並行で読んでいる本が重たいので、こういうので散らしつつ…というのが続く。
 MOMENT JOONのクラウドファンディングのリターンのデラックス版のCDが届く。元のオリジナルを無料でもらってしまった背徳感が解消されて良かった。獲得資金でMV撮るらしいので楽しみ。CDで再生してみたけど、やっぱりむちゃくちゃかっこいいし、アートとしてのヒップホップの完成度が超高い作品だなと思う。パーティーシットなヒップホップも好きだけど、このアルバムが評価される土壌がないことが日本のヒップホップの今の限界点な気がするとか言っておく。とにかくもっと評価されて欲しい。

2021年4月4日日曜日

迷走生活の方法

迷走生活の方法/福岡伸一

 福岡伸一の週刊文春での連載をまとめた1冊。「生物と無生物のあいだ」「動的平衡」というベストセラーがめちゃくちゃオモシロくて毎回期待を裏切らない好きな作家の1人。エッセイは初めて読んだけど、やはりオモシロかった。一人称が「ハカセ」でかなり軽妙なトーク調の文体なのが意外。これと文章が超上手いのもあいまってサクサク読める。連載を9章のテーマに分けているのだけども、やはり第一章の「コロナウイルスが問いかけたもの」が気になった。このコロナ禍において生物学者である著者が何を考えているのか知れてオモシロかった。大まかなスタンスとしては「このグローバル社会で広がってしまったのは仕方ないし、ウイルスとは付き合って生きていくしかない」というもの。動的平衡な価値観からすれば破壊と再生を繰り返すのが自然だからとハカセに言われると、この無限とも思えるウイルス対策に対する諦念のような気持ちも芽生えてくる。ただウイルスに対する過剰な防衛反応に疑義を唱える一方で、乗った電車にすごい咳をしている人がいて車両を移動したと正直に話しているところがバランス感覚の良さを感じる。つまり理性で判断できる部分と直感の違いをこのエピソードで示しているというか。「コロナはただの風邪!」みたいな強い言葉で断じるのではなく、それこそ思考は動的平衡だよなと思ったりした。
 エッセイは切り込む角度が大切なのは何度も言っているが、コロナ然りScienceの切り口で色々と語ってくれているのは貴重な話だと思う。知らないことを知る知的快楽もあるし、それがそう見えているのか!というアハ体験に近い感覚もある。この手の書籍はアーカイブの意味でも電子書籍として欲しいけれど著者の作品はいずれも電子化されておらず残念…(その理由も本著内で語られていて、本から電子書籍へ移行しつつあるユーザーとしてはごもっともな意見なのは分かりつつ…)勉強する理由を解説しているエッセイがあり、これまで色々聞いた勉強論で一番シンプルだけど芯をついていると思うので引用しておく。

生身のからだは一年も経てば、物質レベルでは、全くの別人になる。動的平衡が分解と合成を繰り返し、生命のあらゆる構成成分を入れ替えてしまうから。(中略)それと同時に自分自身の精神も作り変えていく必要がある。なぜなら私たちの心はすぐに、右とか左とか上とか下とか、日本とか米国とか、ありとあらゆる既成の言葉に絡め取られてしまうから。そこから脱却して新しい自分を作り出すことが人生で一番大切なことのはず。(中略)勉強するのは自由になるためだと。

2021年4月1日木曜日

2021年3月 第4週

3月22日
 年度末感のあるギリギリ進行の仕事があり頭を抱える。こうならないために自分なりのアラートを鳴らしていたのだけども結果しんどいスケジュールになったことは戒めとしたいところ。異動に伴う引き継ぎをしていると人がやめたときや自分がやめたときのことを思い出す。残された側はいつもしんどいのは世の常だろう。僕はあくまでサポートという立ち回りなんだけども、そうもいかない空気がそこかしこにある。 で久しぶりに忙しくなると難しい読書とか頭入ってこない感覚を久しぶりに味わう。あとテスト勉強もあるので何というか心底休んでいる感覚がない。

3月23日
 最近、家ではLateNightTalesというコンピシリーズをBGMにしている。今度はJordan Rakeiが出すのだけども、過去にさまざまなアーティストによりリリースされている。ソウルやエレクトロなど、いろんなジャンルの音楽があっていい感じのラジオ感が出てBGMにちょうどよい。よかったら使ってください。

 3月24日
 いつぶりか分からない出社。電車はそこまで混んでなかったけど会社に着くと結構人がいた。実際ほとんどメールや電話で仕事のやりとりしているけれど、会って秒で解決するということもあり、対面で仕事進めたい人がいるのも分かるようにはなった。午後、試験のため八重洲まで歩いて移動。オフィス街を音楽聞きながら歩くのはとても楽しいなーと久しぶりの感覚を味わった。テストはそこそこできたかな…という感じ。オフィスに戻ってPCアップデートしたりデスク整理したりした。そのあいだ、目の前でこれから飲み会に行くという話をしてて、しかも飲み屋はどこもいっぱいらしい。会社の帰りに飲みに行って感染して、家庭内感染広まっていくみたいなルートが容易に想像できるけど、こんなもんなんかーと思った。帰り奥さんと合流して蕎麦屋で食事。超久しぶりに外食したので蕎麦及び天ぷらの美味しさに感動…プロの仕事だなと気持ちよくお金を払えた。

3月25日
 通勤の余韻で疲労困憊。今日も午後テストがあり家から比較的近い試験会場へ。住宅街の中にあるなーと思ったら、そろばん教室みたいな会場で全然集中できず。とりあえず終わったので良かった。

3月26日
 年度末も年度末でとても忙しかった。打ち合わせ好きチームに片足を突っ込んでいるので、そこで結構時間取られて忙しくなってしまう。本当にタスク管理なんとかしないといけない。何となく忙殺されて1日が終わった。

3月27日
 内見。実はすでに申し込みは済んでいて、あとはOK出すかどうかだけという案件。立地120点、物件まぁまぁという感じなので見てから決めようということになった。ちょうど桜の開花タイミングで部屋から桜が一望できて最&高。広さも十分で「まぁOKでしょ」という内容だった。家の周りに何でもあるのも良いし緑道が近くにあるのも気分転換に良さそう。ということでほぼ確なんだけども、1日だけ時間くださいと言って帰宅。正直今の家自体はかなり気に入っているから離れるのは寂しい。周辺環境としてもご飯は何でもあるし、どの分野でも美味しいものがある。名残惜しい話もありつつ引っ越すことにした。
 夜、ついにF1開幕!今季はドライバーシャッフルも多いし若い新メンバーも多くて見どころがかなり多い。ゆえにとても楽しみにしていたのだけど、期待通りむちゃくちゃオモシロかった。新メンバーの中でも角田という日本人が参戦しているのが一番の見どころで、しかもQ1でいきなり2位のタイムを叩き出してブチ上がり。その後Q2でミドルタイヤをうまく扱いきれず結局Q2で落ちたけど明日のレースでは何か期待できるのでは?と思った。そしてフェルスタッペンがPP獲得してメルセデスを負かしてシーズンがスタートするという驚きの展開。(そして同じホンダのエンジンであるガスリーも5位!)ハミルトンは余裕のインタビューだったけど今シーズンはひょっとするかも?と思わせてくれるレースだった。

3月28日
 奥さんが外出していたのでゲームしたり本読んだり音楽聞いたりF1のドキュメンタリー見たり。一生ソファに座っていた。これが一番幸せだと思ってしまう人種なので引きこもり生活が推奨されている今、かなり生きやすい時代になっているとも思う。(いざとなったら、すぐに外に出れるからだとは分かっているが)だらだらしながら大阪を読了。面白かったのと同時にいろんなこと思い出し過ぎてエモだった。そして、なんやかんや話し合った結果、引っ越しすることに。埼玉に住むことにしました。さらば東京。
 Paloalto&JUSTHISの4 the youthのリリースから3年を記念してシングルがリリース。新曲が今この音で?という、かなりオーセンティックな調子で驚いた。というのもアルバムのトラックはかなり幅広く色々トライしていたから。世界が不安定だからこそなのか。あと2曲はリミックス。Wayneという曲がめちゃくちゃ好きでそれも入っていて嬉しい。てかこのトラック、JUSTHISがプロデュースしているの知らなかった…F1は深夜だったので明日見ることにして大人しく就寝。

3月29日
 朝からF1を斜めで見ながら仕事。初戦から見どころてんこ盛りでかなりオモシロかった。終盤のハミルトンとフェルスタッペンの耐久戦はハラハラした。ハミルトンのタイヤセーブしながら走る技術がハンパない。また今年は中盤争いがかなり熱くて、順位が頻繁に入れ替わるし色んな因縁が複雑に交差しているのでオモシロさがマシマシ。さらに日本人ドライバーの角田が初戦からポイントをゲット!という胸熱展開も最高だった。こんだけのメンバーいてホンダのエンジンで日本人ドライバーで勝てるというのは嬉しい気持ちになる。藤井聡太くんのように活躍する若者としてバズって欲しい。

3月30日
 スニーカーが届く。asicsをメインに履いていたのだけども、やはりadidasがないと落ち着かない。Forum 84というモデルでゴツい感じなのが良い。あんまり家を出ないので履く機会少ないけど、これでモチベあげて外出するようにしたい。
 大阪、読了。これはもう色んな記憶の蓋が開きすぎて大変だった。やはりホームタウンは大阪だった。並行で読んでいる本がかなり重たい系で全然進まないのでこういうエッセイ系を挟むことで読書ライフを回せるようになったのは大人にになった感じがある。好きなのだけ読めばいいやんという話だけど一定の負荷をかけるとその分伸びしろが出て読書の幅が広がるから頑張りたい。


3月31日
 2020年度最終日。会議とか入ってなかったのでサクサクと自分の仕事をこなして1日が終わった。来年度は組織も大きく変わるし、仕事の分担も変わるので楽しみ&不安である。  日本のヒップホップ、新譜を一気に聞く。それぞれみんなスタイルが違って楽しい。 Tohji×Lootaは攻めまくっているなーという感じでよい。Kid Fresinoと同じくヒップホップの枠を広げる作業をしているのだけど、それを無理なく軽やかにやっているところにかっこよさがある。JP THE WAVYのEPは既存曲の寄せ集めかーと思っていたけど、OZworld、LEXを迎えたWAVEBODYがめちゃくちゃかっこよかった。スタイルウォーズ炸裂!JPは声低いときが好きな派です。0nlyとLil Soft Tennisは同じラインで新世代ミクスチャー系でオモシロい。独特のエモーショナルなメロディをそれぞれ持っていて先が楽しみ。Lil Soft Tennisの方が聞いている音楽の幅広さを感じたのでおすすめ。




2021年3月29日月曜日

大阪

大阪/岸政彦、柴崎友香

 岸政彦と柴崎友香による大阪にまつわるエッセイの共著。このメンツで大阪のエッセイだなんて期待しかない訳だけど「リアル」な大阪がそこには立ち上がっていて興味深く読んだ。テレビを筆頭にステレオタイプな大阪像の形成と強化は日々加速しており十把一絡げで語られることが多い。やれ話がオモシロいだの、ガサツなところがあるだの。そういったステレオタイプの被膜で覆い隠されている部分を2人が剥いで生身の大阪がボロンと出ていた。それは明確なゴールがないエッセイゆえの魅力だと思う。このもやっと感、まとまりの無さこそが、1人1人の持つ土地の記憶やその思いをダイレクトに表現している証左だろう。
 岸さんは他で育ち大阪へやってきた人、柴崎さんは大阪で育ち他へ移動した人。大人の視点の大阪、子供の視点の大阪が網羅されていて大阪で育った身からするとめちゃくちゃ刺激が強い。彼らは個人的な思い出を語っているだけなんだけど、それは確実に呼び水となり自分の記憶の蓋がばっかん、ばっかん開いてしまう。もう東京に来て8年になり帰る頻度も低くなった今、大阪のどこを歩いていても自分がストレンジャーのように思える一方で角を曲がったところで誰かにばったり会うかもしれない。このアンビバレントな感情はこの先どうなっていくのか見当もつかない。けれど大阪はずっとそこにあって、いつまでもこちらを見ているし、こちらも大阪をいつまでも見ている。

2021年3月22日月曜日

2021年3月 第3週

 今週は仕事が忙しいかったのと会社で受けなきゃいけないテストの勉強で全然日記書けず…日記は日付の数字に意味があると思っているタイプなんだけども今週はトピック別にざっくり所感。あとポッドキャスト更新したのでそちらもどうぞ。Shownotes/Apple podcast/Spotify

FORTNITE Season6
 Apex LegendがNintendo Switchにくるのに合わせたようにFORTNITEの新シーズンがスタート。プライマルと題して時代が逆行した設定で武器をクラフトしないと通常の銃を入手できないという大幅なルール変更が導入されててもはや新しいゲーム。新しくなるのか、しかも退化って面倒〜と思っていたら、ネフライトさんは全力で楽しんでいてやっぱり好奇心が大切。



歯の治療

 親知らず抜いた後の初めての通院。親知らずを抜いたのはその隣の歯の虫歯治療のためだった。これが人生初めての虫歯。親知らず抜くのは全然痛くなかったので虫歯治療とか余裕やろ思っていたら、それが大間違い。神経まで侵食してて神経をグリグリいかれて痛くて死ぬかと思った。こんなの子どもに耐えられるわけない。しかも治療中に医師が「うーん…」「ふぅ…」とか言いつつ、虫歯がどういう状態でどんな治療しているかについての説明が全くなかった。(帰ってから気づいた)痛いなーと思いながら一晩経ったらマシになったので治療はうまくいっていると信じている。

cure/SIRUP
 韓国のヒップホップやR&Bがめちゃくちゃレベル高いことを毎日痛感する中、日本も全然負けてない!と胸を張って言えるアルバムが出て本当に感動した。(slomという韓国のトップどころのプロデューサーが参加しているのもあるけど)何よりも彼のメロディと歌が最&高。個人的にはラップがとても好きだった。ラッパーが歌うならシンガーがラップするのも当たり前な時代。声のトーンとフロウとやや歌い気味くらいの塩梅がちょうどいい。



Overgrown/Joyce Wrice

 2016年にEPを聞いてからずっとファンで着実にステップアップしてついにフルアルバムがドロップ。90年代、00年代のR&Bへのオマージュはありつつ2021年の音にアップデートされている。またインタールードの多い構成でアルバムとして聞く意味を持っているのも好きなところ。(ジャネットオマージュ?)レコードもいいけど、このアルバムはジャケットも含めて一番適したフォーマットはCDなんだよなぁ。



Drive to survive Season3

 今週からF1の2021シーズンが始まるのだけど、その前に去年のレースを題材にしたNetflixのドキュメンタリーがリリース。もともとF1が好きになったのはこのドキュメンタリーがきっかけだった。前シーズンが皮肉要素てんこ盛りだったのに対して今回はコロナのこともありかなり熱量高めでオモシロい。レースは見ているのだけど追いきれてないビハインド ・ザ・シーンがたくさんあって今シーズン見るときの勉強材料にもなりそう。まだ全部見てないけど、じっくり楽しみたい。