With A Hammer by Yaeji
Yaejiがついにフルアルバムをリリース。 しばらく聞いてなくてハウスのプロデューサーだと勘違いしていたけど、実際には広義のダンスミュージックをProduceする人であり本作ではそのスペクトラムの広さがよく分かる。Soundcloud発でXL Recordingsからフルアルバムを出せるアジアンがいるなんて本当にかっこいいと思う。好きな曲は”Happy”
Skinemaxxx(Side A) by Fly Anakin & Foisey
Pink Siifu,Zelooperzと続いてFly Anakinも新作をリリース。ビートメイカーのFoiseyとのコラボアルバムとなっている。80sっぽいサウンドのサンプリングが多くて全体にシルキーなビートが多くて好みだった。好きな曲は”Blizzies With GoQuan”
Enigmatic Society by Dinner Party
今週はCoachellaウィークエンドでちょこちょこ見ていたのだが、Dinner Partyも見た。そして、このアルバムが本当に素晴らしかった。現在のアメリカにおけるジャズミュージシャンのドリームチームといっても言いと思うのだが、ここに9th Wonderがメンバーにいることで単なるセッションバンドではなくヒップホップのビートへの深い愛、リスペクトを感じる作品になっている。前作に続きPhoelix、今回からArin Rayというシンガーをフィーチャーしており基本歌もの。首を振りまくってしまうこのビートの数々に上音で乗っかってくる凄腕ミュージシャンの演奏。一生聞いてられるなーという感じで無限リピートしてた。好きな曲は”For Granted”
Glorious Game by El Michels Affair & BLACK THOUGHT
去年の Danger Mouseとのアルバムから短いスパンでアルバムをリリースしたBLACK THOUGHT。El Michels Affairというバンドとのコラボ作品となっている。El Michels AffairはWu-tanのバックバンドとかやっていて、そこからWu-tanのカバーアルバムを2012年にリリース。その中から”C.R.E.A.M”が『Chef』という映画で採用されており、今回調べて初めて知ったバンドだった。BLACK THOUGHTはThe Rootsというバンドでラップしているのに、何故別バンドと思うかもしれないが、バンドサウンドのテイストがかなり異なる。Wu-tanのカバーする感じなので、かなりベタなソウルフルさを押しにしており、今のThe Rootsでは絶対やらない音像なので必然性がある。 Danger Mouseとのアルバムはそこまで好きではなかったのだけど、本作は良質なソウルフルなヒップホップなので自分のストライクゾーンど真ん中でとても好き。好きな曲は”Protocol”
Monkey Off My Back by YUKSTA-ILL
新たに自身のレーベルを立ち上げて、その再スタートにあたってのアルバム。めちゃくちゃかっこよかった。YUKSTA-ILLは華の1982年世代の中ではかなり燻銀だけど、今どきここまでストレートなヒップホップアルバムもなかなかない。巧みで長いライミングと独特のフロウがDOPEなビートとあいまって何倍にもなってカッコよく聞こえる。相乗効果スティーロ。Featも適材適所でWell-Done のプロレタリアートなリリックも最高だし、Bupponとのローカルレペゼンチューンもアツいし、なんといってもCampanellaとの再度の邂逅。曲名の”Experimental Laboratory”という名のとおり攻め攻めのスキルの応酬がたまらなかった。好きな曲はKojoeのビートでモーターシティをレップする”Motor Yuk”
Made in Japan by Tee
¥Ellow Bucks率いるTo The Top GangのProducerによるEP。タイトルどおり三味線っぽい音色で作られたビート中心でめちゃくちゃシンプルなビートが多いのでラップが映えている。猫も杓子もWatsonの最近だけども彼を迎えて”Japan”というテーマで曲をやるのはテーマを感じられたので良かった。とはいえやはり¥Bとの相性が素晴らしく”Asian Flow”がお気に入り。
Inside Me by AZU
昨年のDADAとのアルバムも素晴らしかったAZUのEP。彼のラップ、歌を聞くと、昔ならバンドしていた人がHIPHOPを表現方法として選んでいるのだなと思う。シンギンスタイルは有象無象いる中で比較的ハイトーンの声色とリリックの率直さ、良い意味でのJっぽさがあるところが好き。RADWIMPS経由HIPHOP的な。今回のEPはドリルを取り入れており、日本でもドリルビートの上でシンギンスタイルかましていくのが流行りそう。好きな曲はノリに乗っているJin Doggを迎えた”Bill”
Chapter 1 by Taiyoh
MAISONDEのメンバーの1人。同じクルーのShurkn Papの目当てで聞いたらかなり良かった。サンプリングスタイルのドリルはなんでもアガるのだけど、BEPの”I Gotta Feeling”は目の付け所がシャープ!と思った。ドリルビートで聞くとなんでも新鮮になる。Gottzとの”5benz”は歌詞がオモシロくて好きだった。(「俺らJailより入るPlaylist」とかシンプルだけど聞いたことなくて良い)好きな曲はもちろん”I Gotta Feeeling”
ConverSession by 黒衣
友人である黒衣のブランニューEPがリリース。完全にニューフェーズとなっていて、どの曲も素晴らしかった。なかでもエムラスタさんを招いた”脳内放浪記”はこれほどまでのRomancrewオマージュはなかなかないだろうという出来。ビート、ファルセットのフック、トピックどれを取ってもRomancrewが見えた。こうやってエッセンスが伝承されていくのがヒップホップだなと思う。他にもKenny Doesプロデュースの2曲は四つ打ち、トラップと黒衣の相性を見せていくスタイルでそれも良かった。こうやって友人たちがかましまくっていると勇気をもらえるので自分も年齢を言い訳にしないで色々頑張りたい。好きな曲はピアノが最高な”Session”
FRR by george
今週一番聞いていた。georgeの初のフルアルバム。本当にハンパじゃない仕上がりで韓国のR&B、とくにネオソウル系の底力を改めて思い知った次第…ひとつひとつの音色をこだわっていてとにかく心地よく、例えばこれからの季節、これ聞きながらサイクリングするのとかめちゃくちゃ最高だと思う。MOONCHILDを彷彿とさせる。好きな曲は”ain’t no big deal”
Heaven by LEEBADA
韓国HIPHOP、R&Bのポータルサイトで知ったLEEBADA。これもgeorge同じくChill系で良かった。PenomecoをfeatにGroovy roomがproduceというストレートど真ん中みたいな座組みの”High”が彼女の一番のヒットらしい。本作はバラード中心だけど、POPにいきすぎずR&Bのテイストがあるところが好き。一番好きな曲は”Sleep”
DIRTY PLAY by UNEDUCATED KID & Polodared
UNEDUCARED KIDが新たに自らのレーベルを設立し、ファーストサイナーとして選ばれたのはPolodaredでその2人によるEP。(そしてセカンドサイナーはFleey Bang!!)Young and Rich Recordsはメンバーが増え規模が大きくなった中でフットワーク軽く自分の音楽をやるためなのかな?と思ったりした。内容としては当然滾る系のトラップやドリルなんだが、なんとPolodaredが歌っている曲もあって驚いた。SMTMで見た目以上に繊細だと露呈していたが、それも納得の優しい声だった。とは言え好きな曲は2人の魅力である叩きつけるようなラップが聞ける”Catch The Hands”
DIFF by COOGIE
AOMGに移籍して初めてのまとまった作品。Coogieは韓国のラッパーで一二を争うくらいに好きで、ラップのフロウもシンギンスタイルも超ハイレベルなので、どんな曲でも最高になるのだが今回はダンスチューンに寄せた新基軸でこれまためっちゃよかった…レゲトン、アフロビーツ、レゲエドリルなど。ほとんどの曲のProduceにCordecという人がかかわっており、Blase、 Roh Yun Haまわりのビートを結構担当しているみたいで納得。フルアルバム超楽しみ。。。好きな曲はやはりレゲエドリルでFleeky Bang & Blaseの両人を呼んだバンガー”D.O.D”
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