今週は韓国のヒップホップレーベルAOMGがパルコ渋谷でバイナル即売会やるというので馳せ参じた。当日はGRAYのサイン会も用意されていて、混んでいるかな〜とか思っていたら想像以上で5時間近くかかって入手できました…(サインはもらえず) 薄々勘づいてはいたけど、Kpopカルチャー普及の結果、韓国ヒップホップの人気もパナい今日この頃なんですね。買ったのはGRAY”grayground.”、Code Kunst ”People”の2枚。どちらもマスターピースなので入手できて最高の気分。
犯行予告 by NORIKIYO
NORIKIYOの10thアルバム。大麻で逮捕されて勾留時から制作が始まったアルバムということでここ数年の作品の中ではベスト。ライミングを重視して聞くタイプでは無いけど、そのレベルでも分かるライミングと意味の両立のレベルが尋常じゃ無い。主張したいことを長いライミングと共に伝える。こうやって言うと簡単なように思えるが日本語でそれを成立させるのは相当困難な中、針の穴を通すように紡いでいく言葉にクラった。色んな角度で話せるアルバムになっており、詳しい話はポッドキャスト聞いてくれ。
mind, white by Akoorum
ビートメイカーのKMが自身で買ったカセットテープの初期不良を購入店舗に訴えるストーリーをインスタで上げていてそこで知った。久しぶりにビートテープでぶち上がったかも。この手のインストアルバムはとりあえずLofiみたいなものが多い中、バラエティに富んだ構成で繰り返し聞くのに良い。好きな曲は”anicca I”
SHAM by Alive Funk
ビートメイカーであるAlive Funkのアルバム。ファンキーなビートに韓国の多種多様な才能が結集した快作だった。こういう「ブラックミュージック」のレイドバックしたノリがアンダーグラウンドなシーンで大切にされていることに韓国のシーンの懐の深さを毎回感じる。ラッパー、シンガーともに背伸びすることなく足元のコネクションで作っていることがよく分かる人選でそれが良い。特に複数の曲で参加しているBona zoeはアップカミングで才能豊かな人だと思うし、数年で有名になるはず。好きな曲はウエストコーストバイブス満点の”Where Should I Go”
Lotto and Lotto Pt.2 by 24Flakko & Cribs
24FlakkoというラッパーとCribsというプロデューサーによる連続EPリリース。韓国のラッパーなんだけど”Osaka”という曲は日本語でラップしていたりして面白い試み。Jin Doggを招いた曲などもあるので日本でセッションしていたのかなと思う。2枚出てるけど1枚目の方が好き。中でもunofficialboyyをfeatした ”Mr.Gang”が好きな曲。
The Omnichord Real Book by Meshell Ndegeocello
ンデゲオチェロの最新アルバムがリリース。2018年にリリースされた”Ventriloquism”を確か粋な夜電波で知って、その衝撃が今でも忘れないレベルなので楽しみにしていた。今作は前作のようなR&B要素はほぼ皆無。ミュージシャンシップがかなり強い作品になっていてかっこよかった。どういう変化があったのかなど、このアルバムに関するインタビューがめちゃくちゃ面白い。「”即興的ブラック・アメリカン・ミュージック”とでも呼ぶべきものを私は作っているつもり。」というのが本当に言い得て妙でラフな部分もありつつ、エッセンスがギュッと凝縮されているような。18曲72分あるけどあっという間に感じた。
OPEN by Lunice
TNGHTの片割れLuniceのソロアルバム。定点観測しているわけではないけど、ハドモ含めてたまにこういう前のめりな勢いのあるビートを聞くと世代的にはブチアガる。シンガーやラッパーを迎えている曲が多く飽きずに聞ける構成になっているのもよい。まさにタイトルどおりで開かれている。好きな曲はメロウさとLunice節がいい感じに混ざった表題曲の”OPEN”
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