2024年7月6日土曜日

2024/06 IN MY LIFE Mixtape

 もう上半期が終わってしまったことが未だに信じられない。そんな加齢を感じまくる6月だった。最近は負荷強めの仕事が多くそんなときは音楽が心の支えになる。

 今月もAOTY候補になるようなアルバムがたくさんリリースされており、Tems, Kaytranada, JasonMartin & DJ Quick, Bilalは繰り返し聞いた。なかでもTemsの”Burning”は火葬するときにかけて欲しいくらいの人生レベルで好きな曲の一つになった。ビートも歌詞も特別なことは何もない、なのにこんなに感動してしまうことに音楽のマジックを改めて感じた。

 韓国のヒップホップはベテラン勢のリリースが目立ちLos, The Quiett, Epik highなど。特にQ御大がついにアルバムをリリースしたのが大きなトピック。ここ数年Daytonaを立ち上げて数々の若手、ベテランのリリースを支えてきたなかでその活動の結果を交えたウェルメイドな内容であった。Daytonaはレーベルでの動きは見せないのがポリシーらしいが、コンピ聞きたいっす…とアルバムを聞いてなおさら思った。またLee young jiがついにまとまった音源をリリース、その内容に驚いた。すでにマス受けしている状況でこんなにネオソウル的なアプローチを取るなんて正直想像もつかなかった。韓国におけるメロウを受け止めるリスナーサイドの懐の深さを改めて感じる。またSMTM11でJay Park & slomチームに加入したのもJay Parkではなくslomのビートに惹かれていたのかも?と思うと今まで彼女のことを大きく誤解していたのかもしれない。

 日本のヒップホップだとKaneee, SANTAWORLDVIEW, Le Makeupあたりが好きだった。Kaneeeのアルバムはいわゆるアルバムとしての完成度が異常に高く、ポップミュージックとしてのヒップホップ、コンペティションとしてのヒップホップ、この両方を満たす圧倒的なクオリティ。一方でSANTAのアルバムはどストレートな「日本語ラップ」で久しぶりにこのテイストを味わえるのが嬉しかった。ただ一番再生していたのはLe Makeup。ヒップホップというかR&Bの方が近い?のかもしれないが、歌詞、歌、ビートのすべてが調和して最高のアルバムとなっている。ギター中心でインディロックテイストだけどもビートはヒップホップやR&Bのそれというのはここ数年の一大トレンドで日本からその最高傑作が出たといっても過言では無い。そして日本語詞にこだわり叙情性に妥協がない点もめっちゃ好きだった。もっと聞かれてほしい。

 今月はツラツラと個別に雑感を書いてみたが、梅雨を飛び越していきなり夏ムードがきたことも影響して去年あたりからハマっているレゲエ、なかでもダブをよく聞いていた。プレイリスト後半はそんなバイブスになっている。プレイリストのジャケットは公園でみたLove & Peace.

🍎Apple Music🍎

🥝Spotify🥝

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