2014年12月29日月曜日

2014 Movie Ranking


  1. 6才のボクが、大人になるまで
  2. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
  3. スノーピアサー
  4. フランシス・ハ
  5. 0.5ミリ
  6. ブルージャスミン
  7. トム・アット・ザ・ファーム
  8. ジャージーボーイズ
  9. her / 世界にひとつだけの彼女
  10. インターステラー
  11. そこのみにて光輝く
  12. ゴーン・ガール
  13. ダラス・バイヤーズ・クラブ
  14. 天才スピヴェット
  15. LEGO®ムービー
  16. ほとりの朔子
  17. プールサイド・デイズ
  18. 複製された男
  19. 紙の月
  20. 猿の惑星:新世紀(ライジング)
  21. テレクラキャノンボール2013
  22. 物語る私たち
  23. ザ・イースト
  24. ドン・ジョン
  25. フューリー
  26. 泣く男
  27. 思い出のマーニー
  28. アバウト・タイム 愛おしい時間について
  29. ビフォア・ミッドナイト
  30. アデル、ブルーは熱い色
  31. 百円の恋
  32. WOOD JOB ~神去なあなあ日常~
  33. イコライザー
  34. アメリカン・ハッスル
  35. 私の男
  36. インサイド・ルーウィン・デイビス 名もなき男の歌
  37. ぼくたちの家族
  38. アクト・オブ・キリング
  39. ラッシュ/プライドと友情
  40. ウルフ・オブ・ウォールストリート
  41. 早熟のアイオワ
  42. 滝を見にいく
  43. ホドロフスキーのDUNE
  44. あまりにも単純化し過ぎた彼女の美
  45. ニンフォマニアック vol.2
  46. ニンフォマニアック vol.1
  47. マップ・トゥ・ザ・スターズ
  48. ローン・サバイバー
  49. ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
  50. イントゥ・ザ・ストーム
  51. 嗤う分身
  52. MUD ーマッドー
  53. NO
  54. 野のなななのか
  55. それでも夜は明ける
  56. プリズナーズ
  57. ベイマックス
  58. マダム・イン・ニューヨーク
  59. ある優しき殺人者の記録
  60. 自由が丘で
  61. Nas/タイム・イズ・イルマティック
  62. イフ・アイ・ステイ 愛の還る場所
  63. 毛皮のヴィーナス
  64. テロ、ライブ
  65. るろうに剣心 京都大火編
  66. るろうに剣心 伝説の最期編
  67. 大統領の執事の涙
  68. キャプテン・アメリカ / ウインター・ソルジャー
  69. アナと雪の女王
  70. 愛の渦
  71. LIFE!
  72. グランド・ブタペスト・ホテル
  73. 新しき世界
  74. All You Need Is Kill
  75. 怪しい彼女
  76. TOKYO TRIBE
  77. ショート・ターム
  78. 300 帝国の進撃
  79. アメイジング・スパイダーマン2
  80. チョコレートドーナツ
  81. ドラッグ・ウォー 毒戦
  82. 寄生獣
  83. おとなの恋には嘘がある
  84. フルートベール駅で
  85. エクスペンダブルズ3
  86. 収容病棟
  87. フライト・ゲーム
  88. ザ・レイド GOKUDO
  89. サボタージュ
  90. レッド・ファミリー
  91. キック・アス / ジャスティス・フォーエバー
  92. 大脱出
  93. GODZILLA ゴジラ
  94. エヴァの告白
  95. ある過去の行方
  96. 銀の匙 Silver Spoon
  97. マルティニークからの祈り
  98. ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
  99. エスケープ・フロム・トゥモロー
  100. FRANK
  101. とらわれて夏
  102. ケープタウン
  103. ザ・ゲスト
  104. サード・パーソン
  105. 渇き。
  106. LUCY ルーシー
  107. なんちゃって家族
  108. 誰よりも狙われた男
  109. MONSTERZ モンスターズ
  110. 欲動
  111. ソウルガールズ
  112. 舞妓はレディ
  113. デビルズ・ノット
  114. ホットロード
  115. ノア 約束の舟
  116. まほろ駅前狂騒曲
  117. 日々ロック
  118. オールド・ボーイ
  119. バンクーバーの朝日
  120. リベンジ・マッチ
  121. トランセンデンス
  122. マチェーテ・キルズ
  123. オンリー・ゴッド
  124. ローマ環状線、めぐりゆく人生たち
  125. クローズ EXPLODE
  126. KILLERS/キラーズ
  127. NY心霊捜査官
  128. STAND BY ME ドラえもん
  129. HO 欲望の爪痕
  130. 海月姫
今年見た映画のランキングをつけてみました。
昨年は82本でしたが、今年は全部で130本。
見たくなる映画が数珠繋ぎ的に増えていき、
このような結果になりました。
3日に1本を凌ぐペースで見ていることになりますが、
見逃したなーと思う作品も数知れず。
途中で感想を書くのやめたくなりましたが、
書かないと忘れてしまうこともあり、
ノートに書きなぐり、タイピングするという、
作業を繰り返していました。
DVDやストリーミングで気軽に映画を見れて、
情報がサクサク取れる時代に映画館まで行き、
2時間近く時間を割くのは非効率的に見えるかもしれません。
でも大きなスクリーンでしか味わえない、
感動やダメージがそこにはあります。
基本的に見た人向けに書いているので、
見終わった後に読んでいただくのが良いかと思います。
ランキングは相対的な話ですので、あまり参考になりませんが、
映画見たいけど何見よかなと悩んだ方には、
今年のベスト40は胸を張ってオススメいたします。
皆様がこの中から好きな映画に巡り合うことを願ってやみません。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2014年12月28日日曜日

鬼龍院花子の生涯



五社英雄監督の作品を見ようと思い、本作から始めました。
今年の始めに東映作品をいっぱい見よう!と決意したものの、
ほとんど見れていません。早く見なきゃと思っている間に、
鈴木則文監督、菅原文太も亡くなってしまいました。
若い人にとって、古い映画見るのは面倒ですよね。
僕もそんな人間でしたが、
2014年の今でも語り継がれているものは
やはり映画として圧倒的な強度があります。
そして、本作もそんな作品の一つでした。
ヤクザ一家の養女である夏目雅子演じる松恵の視点で、
高知の鬼龍院 家の栄枯盛衰を見守る話。
この映画全体からほとばしる妖艶さ、エネルギーは、
映画でしか体験し得ないものだと思います。
(有名な「なめたらいかんぜよ!」は松恵のセリフ)
とくに主演の夏目雅子、仲代達矢の演技は
鬼気迫るものがあり目が釘付けでした。
吉原炎上や極道の妻の1作目も早く見たい!

2014 Book Ranking


  1. HHhH
  2. 街の人生
  3. 人間は料理をする
  4. 映画術
  5. 熱狂なきファシズム
  6. 短夜明かし
  7. 南島小説二題
  8. マイ・リトル・世田谷
  9. だから日本はズレている
  10. 一瞬の光
友人と毎年、その年に読んだ本を語り尽くす飲み会をしています。
僕のベスト10は上記の通りです。今年は70冊読んでました。
(画像の右側は友人のベスト10です→リンク
途中からここに感想を書くのをやめてしまったのは、
一つ大きな反省点だし、結局メモを取っとかないと、
読書体験が記憶に残らないこともよく分かりました。
増えていく蔵書をどうするかという悩みを抱えつつ、
来年も狂ったように本を読んでいこうと思います。

海月姫



能年玲奈主演映画ということで、
あまちゃん聖地巡礼を共にこなした友人と鑑賞。
予告編を一度だけ見ていて、「これは…」と思い、
事故物件であるだろうことは承知の上で、
見なきゃ分からないこともあろう!
という強いメンタルで挑みました。
これまで様々な映画を見てきましたが、
すべての価値観がひっくり返るような、
映画体験とでもいうべきでしょうか。
映画のその先にある風景を見せてくれました。
面白いとか面白くないとか、
そういった次元の議論ができないレベルの劇薬映画。
たくさんの大人が関わり、良かれと思って、
こんな作品を作ることができる日本は平和で素晴らしい。
原作は漫画なんですが、
話だけではなく画面作りさえも漫画っぽく見せようとする姿勢に、
ある種の狂気さえも感じます。
物語としての破綻具合はぶっちぎりで今年NO.1
ただ主演の能年パワーでブチ切れそうな自分を
かろうじて抑えることができました。
主人公は月海という女の子で、彼女はクラゲ好きのオタク。
和人形オタク、三国志オタク、ジジ専、鉄道オタクと共に、
アパートで共同生活を営んでいる。(すべて女性)
そんな中で菅田将暉演じる女装好きの蔵之介と出会う。
そして、アパートが再開発のために取り壊されそうになり、
何とかそれを阻止しようと奮闘するものの…という話。
前半は物語全体の世界観や登場人物の紹介に終始徹底。
バラエティ的というべきか、キャプションガンガンやし、
ステレオタイプなオタク描写が続いて、
始まって10分くらいで、かなり疲弊しまくした。
年末映画ということで、俳優陣がかなり豪華で、
主演の能年、菅田コンビをはじめとして、
長谷川博巳、池脇千鶴、篠原ともえ、片瀬那奈、
速水もこみち、平泉成などなど。
(同じメンツで、もっとまともな映画が見たいと心底思う)
実力派の彼らを使って、セリフでの過剰な説明をさせながら、
異常なまでにダサいシーンの連続を見せつけてくれます。
渇きのクラブシーンみたいに超過剰にぶち込んで、
おもちゃ箱みたいにしてくれたら、
観客側に楽しめる要素があるんだけど、
そこまでのレベルでもないし。。。
前半の世界観の提示でリアリティラインを下げているんですが、
それと話の整合性が取れないのは別の話な訳で。
アパートの住人の話がメインにあるんですが、
再開発にまつわる話がクソおもんなくて本当に辛い。
住人たちで協力してドレス作りしてみたいな流れも、
せっかくそれぞれ特徴あるキャラなのに、
あんまりうまく生かしきれていないのももったいない。
(映画製作者にベイマックスを煎じて吐くまで飲ませたい)
良かった点といえば、能年玲奈。これに尽きる。
彼女の無垢性があったから成立してる場面が、
むちゃくちゃ多くて、ゆえに怒りの気持ちも柔らぎました。
見終わった後に横の席の人が、
「全盛期の広末レベル」という名言を放っていました。
あとは速水もこみちが脇役で出てるんですが最高でしたねー
外し具合が絶妙というか、2枚目の役しか見たことなかったけど、
これからコメディで見たいと思わされました。
散々文句を垂れてまいりましたが、
こんな映画は日本でしか産まれ得ないという意味では、
非常に貴重な経験をさせてもらいました。
願わくば、本作のような映画が駆逐されるような、
そんな世の中を心待ちにしています。

2014年12月26日金曜日

バンクーバーの朝日



石井裕也監督最新作ということで見てきました。
今年はぼくたちの家族に続き、2作目とハイペース。
しかも両方ともビッグバジェットで、舟を編む以降、
名実ともに人気監督となっています。
本作はフジテレビ55周年ということで、
スター俳優だらけ、しかも超巨大オープンセットでの撮影と、
相当お金がかかっている映画です。
肝心の中身はというと、
これまで見た同監督の作品では残念な方かな…
他の監督やったら、
もっとヒドいことになっていたのは明らかなので、
上記条件の中で最大限の結果かと思います。
ポイントポイントで、グッとくるシーンや好きなシーンはあります。
でも全体で見ると、うーん…って感じ。
舞台は1930~1940年代のカナダ、バンクーバー。
当時ブラジル移民のように、バンクーバーへ移民した日本人がいて、
その2世たちで構成される野球チームAsahiは、
カナダの野球リーグに参戦している。
体格差から全く勝てず、万年最下位の中、
なんとか勝とうとする姿を日々の生活を交えつつ描いていきます。
当時は差別がガンガンあるし、
日本人はカナダ人の半分の給料で勤勉に働くことから、
カナダ人の仕事を奪う、嫌われた存在。
この移民のことは、本作が無ければ知りえなかったと思います。
その点では初めから興味深く見ることができます。
見所としては、何よりも出ている俳優の豪華さ。
妻夫木君、池松壮亮、勝地涼、
カツンの亀梨君、上地雄輔、をメインとして、
脇には佐藤浩市、高田充希、宮崎あおい、貫地谷しほりなどなど。
もう挙げたらキリがないくらい今ホットな俳優ばかり。
(石井組というべきか、過去作に出てた人が脇固めてる感じ)
この豪華さは大きな魅力でありながら、
物語に散漫さをもたらすという諸刃の剣になってました。
注目すべきは野球チームなんだけど、
その存在がボヤケるといえばいいのか。
さらに舞台がバンクーバーなので、外国人が大量に出てくるんですが、
およそ俳優とは言い難いレベルの演技クオリティ。
カナダ人が書割扱いならまだしも、物語のキーにもなってくるので、
その演技格差を見ると余計に残念な気持ちになりました。
前述したとおり数々の俳優が出ており、
皆素晴らしいんですが、好きだったのが亀梨君と上地雄輔。
「どうせ野球のリアリティー担保要員でしょ~」
と思ってたんですが、そんな自分をぶち殺したいくらい好きでした。
亀梨君は母親が病気してる系男子なんだけど、
抑制していてWETになり過ぎない塩梅がよし。
上地雄輔は多くを語らず、表情や間で見せていく。
予告編でも流れていましたが、カナダ人に勝つ方法として、
編み出されたのがバント、盗塁の足でかせぐ野球。
この方法を妻夫木君が実践するシーンは面白かった!
でも、このバントで勝てるようになった!連戦連勝や!
っていうところはロジックがあまりに不足していて、
大して野球に詳しくありませんが、素直に飲みこみ辛い。
(最後の最後で一応説明つくようにはなっている)
差別する/されるの話も、
この時代に本当にあのニュアンスだったのかなーという疑問は残る。
実話が原作なので、なんとも言えないんだけど、
差別のエグみをもっと描いて欲しかったなーと思います。
あとは成し遂げたとき、つまり野球の試合に勝ったときの演出が、
かなり抑制されていて好きでした。
石井裕也監督でよかったのはこの点で、
他の監督なら、勝つことをクライマックスにして、
音楽や撮り方の工夫で盛り上げていくだろうけど、
ワビサビが効いてて素晴らしかったです。
あとテーマ的には最近の日本に蔓延する
「日本、日本人は実は素晴らしい!」系な中でも、
バランス取れてる方だは思います。
エンドロールが結構げんなりする作りで、
ご本人登場からのラストのテロップまで。
んなこと分かってるよ!と大声で言いたくなりました。
石井裕也監督の作品を見るなら他の作品がオススメです。

2014年12月23日火曜日

マップ・トゥ・ザ・スターズ



初めてのデヴィッド・クローネンバーグ監督作品。
ザ・フライとかイースタン・プロミスとか、
見なきゃいけない作品を放置したまま、
とりあえず最新作から見てみようということで。
どうかしてる作品が多い噂は聞いていましたが、
マジでかなりぶっ飛んでいました!
こんなに基地外の人しか出てこない映画は見たことない!
(感覚的に近かったのはペーパーボーイ)
しかも、パッと見は何の変哲もないんだけど、
物語が進んでいけばいくほど、Crazy!!としか
言いようがない静かに狂った人間たちの群像劇。
御年71歳の切れ味はとても思えない…
お話としてはハリウッドのセレブのゴシップネタになりそうな、
スキャンダラスな事態が矢継ぎ早に明らかになるというもの。
大きく分けて2つのストーリーがあって、
ジュリアン・ムーア演じるハヴァナという有名女優がいて、
自身の母親も有名女優だった。
その母の出演作品をリメイクすることになり、
どうしても自分が母が演じた役を演じたいと画策する。
もう一つのストーリーはハリウッドの子役と
その家族をメインに描いたストーリー。
子役はヤク中で、その自由奔放な生活を制限し、
映画出演をなんとか勝ちとろうとする。
この2つのストーリーを繋ぐのがアガサという、
大きな火傷を負った女性。
知り合いのツテで、ハヴァナの秘書を務めることになった
彼女が実は…という展開。
とにかく本作はジュリアン・ムーアの演技に尽きる。
今年はドン・ジョンやフライトゲームで見ていましたが、
本作の振り切れ具合は凄まじい!
狂っている意地悪なババアを見事に演じていました。
自分が演じたい役に異様に固執し、
それを逃した時のシャウト。
監督と仲良い俳優とゴマすり3Pに興じたり、
アガサの恋人と略奪SEXしたり、もうむちゃくちゃ。
とくに笑ったのが、演じる予定だった女優さんの息子が、
事故で亡くなってしまい、自分が代役に決定する。
このときに亡くなった子どもを讃えるように、
息子の名前を入れて歌いながら小躍りするっていう。
残酷極まりないけど、笑えてくるんですなー
2世のカルマということなんだろうけど、
それで片付かない狂気がそこには存在する。
設定や話の中身も狂っているんだけど、
スクリーン上で起きていることが強烈過ぎる。
それが日常の延長で、「えっ、普通ですけど?」
みたいな描かれ方するからたまんない。
もう一つの子役の家族のストーリーも強烈。
マコーレ・カルキンとか、
こんな感じやったんかなーと思わせる傲慢っぷり。
小さい頃からチヤホヤされているから、
完全に王様状態でプライド高いしワガママ。
自分の作品で脇役の子どもが少し活躍しただけで、
ブチ切れたりねーあとはウンコを売る話や、
冗談で犬を殺してしまうシーンが最高。
しかも、親父のセラピスト役がジョン・キューザック!
今回は相対的にまともな役なんだけど、
ハヴァナのセラピーシーンは狂気。
そして、アガサがまともなのかと思いきや、
火傷の理由が明らかになり、狂っていることがよく分かる。
しかも、終盤には家族にまつわる、
追加の狂気設定を放り込んできて、
「うわぁ…」と声に出てしまいましたね。。
狂っている映画を見たい方には大推薦!

百円の恋



安藤サクラ主演ということで見ました。
最近見た0.5ミリも素晴らしかったのですが、
本作も例によって最高でございました!
0.5ミリは姉の桃子監督も言っていましたが、
これまで見たことなかった女性的な側面を、
フォーカスしていましたが、
本作は彼女の持つ男性的な魅力を引き出しつつ、
女だから恋もするじゃん!っていうね。
ややベタだなーと思うシーンもありましたが、
それを吹き飛ばす安藤サクラの女優魂にサムアップ!!
安藤サクラ演じる一子はパラサイトシングルで、
働きもせず、実家でダラダラしている。
両親と妹とその子どもで暮らしているんだけど、
あまりに何もしない一子に妹がブチ切れて、
一子は家を出ていき、バイトを始める。
そんな中で出会ったボクサーに恋におちて …という話。
もう冒頭からかまされて、一子のビジュアルが強烈!
「堕落を人間で表現した場合、こうなります」みたいな。
それにブチ切れた妹とのキャットファイトも過激で、
心を鷲掴みにされてしまいました。
一人暮らし、バイトを始め、新しい生活がスタート。
そんな中で出会う新井浩文演じるボクサー、
a.k.a バナナマンと出会う。(別名の由来は見て確認してね)
バナナマンが元から気になってた中で、
デートに誘われて即OK。
(デート用にヒョウ柄のブラジャーを着用する衝撃)
その後、バナナマンの試合をバイトの先輩と一子で見に行き、
ひょんなことですれ違いが起こり、バナナマンは帰るし、
一子は先輩にレイプされてしまう。
そんなボロボロの中で彼女はボクシングを始めるし、
バナナマンとの誤解も解け、2人の同棲も始まる。
前半はファニーなシーンが多い中で、
一番笑ったのが一子をバナナマンが看病するところ。
介抱するために料理を作るんですけど、
それが500gのステーキという ね。
しかも、それを一子が必死で食べるシーンは
まさに喜劇の本質だなーと感じました。
しかし、バナナマンとの同棲も続かなくて捨てられてしまう。
そこからボクシングに真剣に取り組み始める。
この後半からが本作最大の見所で、
何か夢中になるものを見つけることの素晴らしさ、尊さが
スクリーン上で溢れんばかりに描かれていく。
夢中な人が放つ魅力、生気がビシバシ伝わってくるのが
めちゃ好きでしたねー
ボクシングへの真剣さが常軌を逸していて、
スタントなしで、安藤サクラがボクシングが上達していくし、
物理的にもみるみる痩せていく
一心不乱に練習した結果、プロテストに合格し試合に挑む。
ここまでの流れだと負け犬映画的には、
勝ってもおかしくないけど、そんな甘くない世界を提示していく。
この試合のシーンが想像を遥かに超える激しさで、
安藤サクラ以外にこれをできる女優が日本にいるのかい?!
ということを目頭を熱くしながら見ていました。
負けっぱなしの人生の中で差す一瞬の光。
たとえ負けたって何度だって輝けるOnce Againの精神。
日本のロッキーと呼んでもいい傑作!