2020年6月22日月曜日

2020年6月 第3週

6月15日
みんなどうやって仕事のモチベーションを維持しているのか。月曜日は特に休みとの区別がつかないので全くやる気が出なくて困っている。とりあえずラジオでも聞くかーとラランドのTBSでの特別番組をタイムフリーで聞くところからスタート。本編はだいぶ薄味だったんだけど延長戦としてYouTubeで生放送していたよう。それがアーカイブされていたので聞いてみると死ぬかと思うくらい笑った。中敷き大喜利最高。久々にミックスを作っていてそれが完成した。いい感じになってよかった。音数少なめの夏。

6月16日
「その名にちなんで」読了。「まじラヒリ〜」と言いたくなるほど今回もオモシロかった。これでアメリカのインド2世シリーズは終了したので、いよいよイタリアへ移住した後の話を読むフェーズに突入した。一体どんな内容なんだろうか。今からとても楽しみ。
仕事中に中抜けして役所まで書類を取りに行く。この手の手続き得意ではないので何をもらえばいいのか分からず徘徊。平日の役所は香ばしい人が多い。
奥さんが仕事で帰りが遅かったのでDa 5 Bloodsを見た。

スパイク・リー監督作品。ベトナム戦争とBLMを絡めた作品でめちゃくちゃオモシロかった。このタイミングということもあるかもしれないけど、スパイク・リーで一番好きな作品かも。ベトナムで一緒に戦った兵士たちがベトナムに埋めた金塊を探しに行く過程で様々なトラブルに巻き込まれる。相互不信が最悪の結果を招くというのを体現しているポールというキャラクターが一番象徴的。彼がいるおかげで映画としての魅力がマシマシなんだけど実社会にいたら戸惑ってしまう。理想を掲げて戦うのはチャドウィック・ボーズマン演じるノーマンなんだけど彼はあっけなく死んでしまう。そしてポールはノーマンの亡霊に悩まされる。つまり正しいと分かっていても態度に出せないもどかしさが一転してバイオレンスに走ってしまう切なさがあった。
あとMarvin Gayeの音楽の使い方が絶妙で冒頭もそうだし特にWhat's Goin’ On のアカペラを使ったジャングル演出が最高にかっこよかった。映画館で映画見たい気持ちになった。
あとポッドキャストをアップロードした。今回はcold brew usとの共同収録。お時間あれば聞いてみてください。ブックカバーも作ったのでよろしければどうぞ。


6月17日
仕事終わり3ヶ月ぶりに美容院へ。いつも行っているところは不特定多数の人がたくさん出入りしてそうなので良さげな個人サロンにした。切ってくれた人も天パだったようで諸々相談しつつ切ってもらっていい感じになった。大学生以来のアフロヘアだったけど相当短くした。これでいつでも会社に行ける準備は整った。帰りに奥さんと合流して前から気になっていたベトナム料理屋へ。信じられないくらい美味しかった。しかもBGMが店の人の趣味全開という感じなのがさらによい。( スペアザ→dodoというアクロバティックさ!)お店を出ると21時すぎだったけど商店街は閑散としていて自粛解除されても元に戻るまでは時間がかかるのだろうな。帰り道コンビニに寄って新しいフレイバーが出たら必ず飲む99.99、ライチ味が新たに出ていた。それを飲みながら愛の不時着を見て、さらにQueer eyeも1つ見て夜更かししてしまった。

6月18日
仕事中のドリンクとして水出ししたアイスコーヒーにバニラアイスをぶっこむコーヒーフロートがマイブームです。昼休みに、ニコライ・ゴーゴリ、外套読了。ラヒリの「その名にちなんで」で大きくフィーチャーされていたので読んでみた。独特の文体でとっつきにくかったけど読めた。官僚システムのしょうもなさについて、この時代から揶揄していて人間はなかなか進化できないのかとと遠い目になった。なけなしの金で買った外套を盗まれてしまう話なんだけど子どもの頃にドラゴンボールカードを水泳教室で盗まれたことを思い出して切ない気持ちになる。こういうクラシック系は青空文庫のKindleでタダで読めるのはとてもありがたい。

6月19日
村上春樹、カンガルー日和読了。ノルウェーの森を読んだことで晴れてハルキストの道を歩み始めたので家にある奥さんの文庫を読んだ。なんで村上春樹がこんなに人気なのかと思うと圧倒的な読みやすさにあると思う。かなりファンシー系だったのでそれよりもリアリスティックなやつを読みたい。
三体の新刊が出ているので読みたいのだけども1巻の内容をまったく思い出せず。色々ネタバレサイトを見ても何がどういう経緯だったのか全く思い出せず…大人しく読み直すしかないのかと心の中で葛藤している。読んだ本読み返すより新しい本を読みたいタイプ。

6月20日
午前中にBluetooth トランスミッターが届いた。家で音楽を聞くときにはレコードか、O/I経由でiMacの音を鳴らしている。けど操作が面倒なのでiPhoneで気軽に再生できるかなと思ってググっていたらRCA(赤白ケーブル)のものがあったので購入。これでアンプからiPhoneの音を気軽に鳴らせるようになった。鳴りはややしょぼいけどBGMとしては十分かな。
奥さんが実家に帰ったので午後は家でビートメイキングに没頭。今はYoutubeで動画で解説してくれるので分からないことがググって秒で解決するので大変助かる。トラップのビートパターンとか組んでみたりした。聞いているときに謎だったこと(ハイハットのロールなど)が分かったりして楽しい。ビート組むのは簡単にできるけど上ネタがあんまり思いつかない。とりあえずポッドキャストのoutroだけ完成した。そして夜、ポッドキャスト収録。あんまり言葉にすべきではないところをあえて説明してしまう内容だけど楽しかった。
Queer eye Season 5を全部見終えた。セルフケアのことは忘れがちなので定期的に更新されるこのリアリティショーはメンタルケアとして重要になっている。一番好きだったのは「花嫁の父」かな。あと最後のエピソードでMacy Grayの弟出てきたのはビックリした。

6月21日
起きたら12時前で時間を無駄にしている感じ。Prime video で「アップグレード」を見た。信頼する先輩がSNSでプッシュしていたから楽しみにしていたんだけど、かなりオモシロかった。近未来の描写がとてもフレッシュ。ありそうでなさそうな、そのギリギリのラインでガジェット好きとしてはテンションが上がった。アクションも超カッコよくて、カメラがぐるっと回るような撮り方(?)をしていて見たことない画になっていた。マトリックスで提示されたSFにおけるアクションがそれこそ「アップグレード」されたような感覚がある。人間と非人間の狭間で機械(人工知能)にコントロールを渡すのか、渡さないのか。サイボーグ同士の悲しい殺し合いの先に待っている結末も好きだったな。実家に帰っていた奥さんと駅で合流して中華料理屋で晩ご飯。帰って重い腰を上げて三体を再読し始めたら、するすると読めてやっぱり超おもしれーとなりながら寝落ち。

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