2016年4月18日月曜日

恐喝こそわが人生


深作欣二監督作品。
若き松方弘樹が主演を務めています。
コンプラ全盛のこの時代にはあり得ない
「恐喝屋さん」の仕事の映画です。
タイトルは仰々しいし、深作監督と聞けば、
さぞハードな世界なのかな〜と思っていましたが、
軽いノリの部分も結構あったことに驚きました。
キャバレーの便所掃除だった主人公が
恐喝で成り上がり、
最後は日本の大きな暗部にまで挑んでいきます。
4人編成でミッションをこなしていく姿は、
スパイ大作戦のようにも見えましたね。
人間誰しも弱みを持っていて、そこにつけ込み、
チンピラと蔑まれる存在が、
むき出しの暴力で打破していくのが、
最高にカッコよかったです。
深作監督はやっぱアクションが良くて、
仇討ちの火炎瓶投げまくりシーンは最高最高!
欲をかいたというべきか、
仁義を通すためというべきか、
彼の選択の結果が切なかったです。
冒頭、松方弘樹が風呂上がりに放つ、
「言うことねえや!ご機嫌な天気だ!」
というのは使っていきたい日本語。

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