2015年12月17日木曜日

国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由


フィンランドでベーシックインカム導入?!
なんてニュースが流れましたが、
古市さんの著書ということで読みました。
フィンランドと聞いて何を思いますか?
マリメッコ?手厚い福祉大国?
人によってイメージが異なるかと思いますが、
本著はフィンランドの学者の意見から、
国の実体を考察しようという本です。
(古市さんは各章の解説と脚注を担当)
フィンランドの教育、若者論、起業といった横軸と
国家間、社会システムの歴史という縦軸で
フィンランドがどういった国なのか、
体系的に理解することができました。
日本ではユートピアのような扱いになるときが多いですが、
実際には当然のことながら問題がある訳で、
若者の章では日本と共通する点が多かったです。
ただタイトルにもあるように
「持たざる国」であるにも関わらず、
日本よりも優れた点が多いので、
日本でもできることはたくさんあるように思います。
(特に男女平等社会の構築とか)
学者の意見とはいえ、かなり平易で読みやすいので、
フィンランドに興味のある方は是非に。

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