依頼人
哀しき獣ですっかりファンになったハ・ジョンウ主演。
法廷サスペンスで、ハ・ジョンウが弁護士役。
弁護するのは、奥さんを殺害した容疑で捕まった被疑者
死体もなけりゃ、凶器もない。果たしてどうなる?
といったまーどこかで聞いたことがあるような設定。
しかも一連の韓国サスペンスに存在するヒリヒリさが無いどころか
音楽や俳優の演技がコミカルな場面多め。
別にそんな嫌いではないけど、韓国映画で見なくても、、、
なんか肩すかしくらったな〜とか思ってたら
後半からのエンジンのかかり方が半端ない。
もう韓国映画なんなん。そんなに本数見てないけど
ハズレに遭遇したことないで。
タイトルにもあるように依頼人っていうのは被疑者のことなんですけど
彼の法廷での独白シーンの迫力は凄まじかった…
しかも、この独白シーンのが迫力があとで大きな意味を持ってくる。
法廷ものでボクが特に好きなのは推定無罪の話なんですが
今回もそのケースでした。
情況証拠だけで何とか捕まえようとする検事の安っぽい正義感。
前半からホントに最後の方まで
「この正義感、クサいでしょ〜」っていう描き方されて
ボクもそこ完全に同意なので「そうそう」って思って見てました。
けど、法廷の最終弁論でハ・ジョンウが見せる一つのギミックと
ある証言から物語が急転直下の展開に。
このギミックが実に映画的で超アガるんですよねー
ラスト10〜20分は、ボクが韓国映画に求める要素が
ふんだんに盛り込まれてました。
映画全体として考えると物足りないと思うところあるけど
後半にかけての追い込みがハンパではないので
法廷好きの方は是非。
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