ジャンゴ 繋がれざる者
クエンティン・タランティーノ最新作ということで。
劇場で見たのはグラインドハウス2本立て以来。
ちょっと長かったけど、カタルシスという点では間違いなく今年1番。
映画全体の暴力性もさることながら、持たざるものが知恵をつけ
surviveする感じが、もうたまらん!
舞台はアメリカ南部、黒人の人達が奴隷として売買されていた時代。
ドイツ人の賞金稼ぎシュルツ(クリストフ・ヴァルツ最高!)が
ジャンゴという奴隷を自由にするところから物語はスタート。
シュルツは賞金稼ぎとして金を稼ぐため
ジャンゴは嫁を取り戻すため、悪い白人たちをぶち殺しまくる。
その嫁はディカプリオ扮するプラント主が買ってて
そこで彼女をget backするのメインとなります。
高橋ヨシキ氏、宇多丸師匠の解説でもありましたが
史実をねじ曲げて、せめて映画の中だけでは「Revenge」させる
というイングロリアス・バスターズで得た発想が今回も使われています。
まーなんか言葉で説明するのが野暮とでも言いましょうか。
映画館で 「ひゃっはー!」って言いたくなる映画って
なかなかないけど、本作はそれです。
(去年はアタック・ザ・ブロックでした)
正直1回目の銃撃戦であがりまくって、そこからまだ続くんか…
とか思ってたら、そのあとの展開が最高に好きでした。
シュルツに乗せられた方法で、まんまと白人を出し抜いて
屋敷に戻り、一人残らず全員ぶち殺す。
ぶち殺す相手である白人達の悪行をこまめに挟んでいることで
最後のドーン!が圧倒的なカタルシスを生む。
この体験は是非とも映画館でして欲しいです!
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